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首切れ馬(くびきれうま)は、日本各地に伝わる馬の妖怪。首無し馬(くびなしうま)ともいう〔村上健司編著 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、301頁。ISBN 4-620-31428-5。〕。 福島県、八丈島、福井県、淡路島、島根県隠岐、愛媛県、高知県幡多郡上村、長岡郡吉野村汗見川、徳島県、島根県など、その伝承地は多岐にわたる〔。 その名の通り首(頭部)のない馬。路上に出没し、馬の上には神が乗っているともいう〔。徳島では人に襲いかかって噛みついたともいわれている〔土の鈴 通巻11号 首切れ馬の話 (怪異・妖怪伝承データベース 内) 2008年2月16日閲覧〕。徳島の祖谷山の首切れ馬は大晦日や節分に、四辻に姿を現したという〔。 首無しというのは幽霊によく見られる怪異であり〔山口敏太郎原稿 (妖怪情報サイト~ホラーアリス妖怪王ぬらりひょん 内) 2008年2月16日閲覧〕、この首切れ馬についても、かつて死んだ馬や殺された馬が首のない幽霊となって現れるといった伝承がよく見られる〔阿波の民話【40】首切れ馬 (徳島新聞社 内) 2008年2月16日閲覧〕〔阿南の昔話 -見能林・橘・桑野- (四国最東端 光のまち 阿南市 内) 2008年2月16日閲覧〕。 福島では、神の乗った首切れ馬が現れる他、馬の首だけが宙を飛び回るとも言われる〔谷川健一監修 『別冊太陽 日本の妖怪』 平凡社、1987年、132頁。〕。 == 備考 == * 首がないのに動けると言う話は、一見して非現実的かつ非科学的に聞こえるが、実例として、首がない状態で18ヶ月間活動した首なし鶏マイクの記録がある。この事例では、首の穴からスポイトで水と餌を与えた結果として、10ヶ月以上、生存した。このアメリカの事例からも、何らかの理由で、即死できなかった首なしの馬を、人々が目撃した結果として生まれた妖怪とも考えられる。 * 日本以外の首なし馬として、デュラハンが乗る馬もまた、コシュタ・バワーと呼ばれる首なしの馬であるとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「首切れ馬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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