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『機動戦士ガンダム第08MS小隊』(きどうせんしガンダム だいぜろはちエムエスしょうたい、MOBILE SUIT GUNDAM The 08th MS Team)は、ガンダムシリーズのOVA作品。1996年から1999年にかけて全11話と後日談の特別編『ラスト・リゾート』を制作、1998年には劇場版『ミラーズ・リポート』も公開された。略称は「08小隊」〔ガンダム第08小隊イベントで新作初公開 東京スポーツ〕。 == 概要 == 『機動戦士ガンダム』とほぼ同時期を描いた外伝作品。制作当時の他のガンダムシリーズ作品と比べると、戦場の生々しさやリアリティを追求した描写が特徴的である。そこに、理想に燃える青年士官 シロー・アマダが主人公として登場することで、戦争の現実とかけ離れた彼の人物像が強烈な印象をもって対比されている。シローは軍務・倫理・色恋のはざまで迷走し〔『アニメ批評』(マイクロデザイン出版局)1999年7月号掲載の飯田馬之介の発言より。飯田はこの中で主人公シローについて「想像力の欠如した男で、大嫌いだった」「ただのバカですよ」とも語っている。〕、「リアル」なのは兵器のメカニック描写や戦闘のみ〔『アニメ批評』1999年7月号掲載のインタビューで飯田は、「やっぱり『08小隊』はメカ物ですよ」とコメントしている。〕とされ、作品自体は中村雅俊の学園青春ドラマの戦場版を想定したとのことである〔ホビージャパンムック『08MS小隊戦記』(ホビージャパン・1996)の脚本・シリーズ構成の桶谷顕の発言より。〕。 ハッピーエンドだったのかバッドエンドだったのかについてはぼかされたまま終わり、それを明らかにするのがエピローグスペシャルエピソード『ラスト・リゾート』である。また、第3巻から映像特典として、一年戦争の出来事を紹介するミニストーリー『宇宙世紀余話』が収録されている。 当初の構想では全12話完結で、当初の監督は神田武幸であったが、製作途中に体調を崩したため、第7話からは飯田馬之介が担当する。ストーリー自体は神田が考えていた筋書きに沿っているが、1996年7月27日に神田が急逝したため、飯田ら残されたスタッフは生前神田が書き残していたメモやプロットを元に第11話までを完成させ、第12話ではなく特別編という形で『ラスト・リゾート』を制作した〔5,1ch化とハイビジョンニューテレシネによるHDリマスター版のDVDBOX「機動戦士ガンダム第08MS小隊 5,1ch DVD-BOX」の、音声特典の檜山修之、井上喜久子、速水奨による「第11話 震える山(後編)」のオーディオコメンタリーの中で、檜山が「収録に3年半くらいかかった」と語っている。〕。本作は神田の遺作となった。 商業的な結果については出荷ベースで前作『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』を上回り、全巻累計は115万本(ビデオ・LD・DVDを合算)を記録した〔しかし、オリコン調べの実売ベースでは『0083』を下回っている。前述のように本作は発売が遅れ、遅れた巻は売上が落ちていった。〕。 角川書店からは大河内一楼による小説版、飯田馬之介による漫画版『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』がそれぞれ刊行された。 後年にはTOKYO MX〔機動戦士ガンダム 第08MS小隊 - TOKYO MX〕、BS-TBS、BS11〔機動戦士ガンダム 第08MS小隊 - BS11〕、チャンネルNECO〔スカパー、ガンダム27タイトルを続々放送「宇宙世紀完全制覇」。セレクト5で視聴可 - AV Watch〕、関西テレビ〔機動戦士ガンダム 第08MS小隊 - 関西テレビ〕などでテレビ放送された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mobile Suit Gundam: The 08th MS Team 」があります。 スポンサード リンク
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