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1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン : ミニ英和和英辞書
1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン[びす]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ビス : [びす]
  1. (fr:) (n) (1) screw (fr: vis) 2. -bis (again, second version) (fr: bis) 3. BIS (Bank of International Settlements) 4. (fr:) (n) (1) screw (fr: vis)/(2) -bis (again, second version) (fr: bis)/(3) BIS (Bank of International Settlements)

1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン : ウィキペディア日本語版
1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン[びす]

1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン (1,8-bis(dimethylamino)naphthalene) は、有機化学において用いられる塩基化合物の一種。水素陽イオン(プロトン、H+)を強く捕捉して離さない性質があるため、「プロトンスポンジ」の別名がある(シグマ・アルドリッチ社の商標)。
== 強い塩基性 ==
プロトンスポンジの共役酸の酸解離定数 (p''K''a) は約12.34(水溶液中)と、単なるアミンとしては異常に強い塩基性を示す。これはその特殊な構造によっている。通常芳香族アミン窒素原子は芳香環との共役のため平面構造をとるが、プロトンスポンジでは4つのメチル基の立体反発によって平面の配置を取り得ず、ひずんだ構造となっている。ここにプロトンがやってくると2つの窒素原子にキレートされる形で強く結合し、安定化される。このためプロトンスポンジは水素イオンを捕捉する速度は速くないが、一度結合すると解離速度が極めて遅いという特異な性質を持つ。
また窒素上のメチル基が減ると塩基性は大きく低下し、トリメチル誘導体の p''K''a は約6.43と100万倍も低いことが知られている。またプロトンスポンジの 2,7 位にメトキシ基がついたり、フルオレンの 4,5 位にジメチルアミノ基を持ったものはさらに強い塩基性を示す。ジメチルアミノ基の代わりにホスファゼン塩基をつけたさらなる強塩基も開発されている。
ちなみに、プロトンスポンジのアミノ基をボランに置き換えた1,8-ナフタレンジイルビス(ジメチルボラン)ヒドリドスポンジと呼ばれ、プロトンスポンジとは逆にヒドリドと強く結合する性質を持つ〔Howard Edan Katz. "Hydride sponge: 1,8-naphthalenediylbis(dimethylborane)" ''J. Am. Chem. Soc.'' 1985, ''107 (5)'', 1420–1421. DOI: 10.1021/ja00291a057 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「1,8-ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン」の詳細全文を読む




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