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第13族元素(だいじゅうさんぞくげんそ)とは周期表において第13族に属する元素の総称。ホウ素・アルミニウム・ガリウム・インジウム・タリウム・ウンウントリウムがこれに分類される。ホウ素族元素とも呼ばれ、またホウ素をのぞいたアルミニウム・ガリウム・インジウム・タリウムを土類金属と呼ぶこともある。元素状ホウ素やガリウムの金属間化合物が正二十面体構造を取ることから、エイコサゲン (icosagens、正二十面体を意味するicosahedralより)と呼ぶことが提案されている。 == 性質 == 第13族元素は価電子にs2p1の3電子を持つ電子構造を有する。 第13族元素を中心に持つ化合物はオクテット則を満たさず、電子不足化合物(electron-deficient compound)となることが多い。電子不足化合物はLewis酸として塩基と錯体を形成するとオクテット則を満たす安定化合物を形成する。 第13族元素のうちホウ素のみが安定な陽イオンを形成せず、もっぱら共有結合化合物を形成する。他のアルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウムは金属としての性質を示し、岩石に広く分布することからこれらの4元素は土類金属と呼ばれる。原子半径、イオン半径は周期が大になるにつれ大きくなるが、ホウ素が頭抜けて小さいのに対し、土類金属は他の典型元素と同程度である。 第13族元素の一部は炎色反応を示す。 なお、ホウ素はエタノール炎外縁の呈色で観察する。 土類金属(アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム)は3価の陽イオンを形成するが、タリウムのみが1価の陽イオンが3価より安定であることが特徴的である。 ホウ素、およびホウ素化合物(例えば窒化ホウ素や金属ホウ化物)は強い共有結合を有し、高融点や高い硬度を持つ化合物が多い。 アルミニウムは種々の金属と強度の大きい合金を形成し、軽金属の中心となる元素の一つである。また、酸素との親和性が高くテルミット法に利用される側面を持つ一方、強固な酸化皮膜が不動態を形成する(アルマイト)ので単体金属も広く金属製品素材として利用される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第13族元素」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Boron group 」があります。 スポンサード リンク
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