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1972年のル・マン24時間レース(''24 Heures du Mans 1972'' )は、40回目のル・マン24時間レース及び世界メーカー選手権第9戦として、1972年6月10日から6月11日にかけてフランス、ル・マンのサルト・サーキットで行われた。 == 概要 == 1972年から車両規定が変更され、3リットル・スポーツプロトタイプのみが出走可能となり前年までの主役だったポルシェ・917やフェラーリ・512Sなどの5リットル・スポーツカーはル・マン24時間レースから締め出されることになった。 この年の選手権において開幕から8連勝して、前戦のニュルブルクリンク1000kmでチャンピオンを獲得したフェラーリは、3月のルマン・テストデイに参加し、フェラーリ・312PBのテストを重ねるなど、出場は確実視されていたが、6月1日になって急遽不参加を表明した。理由として「312PBは1000kmレース参加を前提に開発を行ってきたため、24時間レースには出走できない」と発表した〔『オートスポーツ』、28頁。〕。実際、テスト中の312PBにトラブルが発生したといわれている〔檜垣和夫 『スポーツカープロファイルシリーズ3 フェラーリ P / P2 / P3 / P4 / DINO / LM / 312P/PB / 512S/M』 二玄社、2007年、236頁。〕。この決定はチーム監督のピーター・シェッティも直前まで知らされていなかった〔。 フェラーリの不参加で優勝候補の本命と目されたマトラは、ル・マン24時間レース制覇という目標のため、ニューマシンMS670を3台投入。予備としてMS660Cも持ち込んで万全を期した。その対抗馬として、1970年のル・マン24時間レース以来の出場となるアルファロメオが33TT3を持ち込んだ。 前年優勝したポルシェは前述の車両規定変更によりワークスチームが撤退、908、910が複数のチームから出走。また、フォード・カプリRSとBMW2800CSが新設されたツーリングカー・クラスからエントリーした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「1972年のル・マン24時間レース」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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