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一式中戦車[いちしきちゅうせんしゃ -]
一式中戦車 チヘ(いちしきちゅうせんしゃ -)は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の中戦車。 == 概要 == 本車よりも前に配備された中戦車として、主砲に九七式五糎七戦車砲を搭載していた九七式中戦車 97MTK(57)を、本車と同じ一式四十七粍戦車砲へと新設計の砲塔ごと換装した九七式中戦車 新砲塔チハ 97MTK(47)があるが、主にこの97MTKの防御力と機動力を強化するために車体を変えることを目的とした改良型として、1940年(昭和15年)からチヘ(チヘ車)の計画名称で開発が開始された。しかしながら当時は支那事変下で既存車両の量産が優先されており、また太平洋戦争(大東亜戦争)開戦を控えていたため、兵器生産は主に航空機や艦艇、次いで各種火砲に重点が置かれ資材・工場・予算をそちらにまわされていた。そのために新鋭戦車の開発・生産は遅々として進まず、試作チヘ車の完成は1942年(昭和17年)9月(『四研史』によれば就工は8月)、各種試験の末開発が完了したのは1943年(昭和18年)6月であり、本格生産は太平洋戦争の戦局が絶望的になり始めた頃で、量産と部隊配備が実現したのは1944年(昭和19年)になってからであった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一式中戦車」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Type 1 Chi-He 」があります。
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