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2-ヨードキシ安息香酸 : ウィキペディア日本語版 | 2-ヨードキシ安息香酸[2-よーどきしあんそくこうさん]
2-ヨードキシ安息香酸(2-ヨードキシあんそくこうさん、)は、有機合成化学で使われる酸化剤である。IBX または IBX acid の略称で呼ばれる。この超原子価ヨウ素化合物は、温和な条件下ではたらく酸化剤であり、特にアルコールを酸化してアルデヒドに変える目的に適している。 == 調製 == 2-ヨードキシ安息香酸は、2-ヨード安息香酸を希硫酸中で臭素酸カリウムによって酸化して得られる。〔 ''(also in the Collective Volume (2004) 10:696 (PDF)).''〕。1999年に Frigerio によって、臭素酸カリウムの代わりに市販のオキソンを使う合成法が報告された。2-ヨードキシ安息香酸の唯一の欠点は普通に使われる有機溶媒に溶けにくいことである。DMSO に溶解するため、これを反応溶媒として使用するのが一般的である。市販されている 2-ヨードキシ安息香酸は安息香酸やイソフタル酸のようなカルボン酸が安定剤として添加されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2-ヨードキシ安息香酸」の詳細全文を読む
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