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2001年の日本シリーズ(2001ねんのにっぽんシリーズ、2001ねんのにほんシリーズ)は、2001年10月20日から10月25日まで行われたセ・リーグ優勝チームのヤクルトスワローズと、パ・リーグ優勝チームの大阪近鉄バファローズによる第52回プロ野球日本選手権シリーズである。 == 概要 == 若松勉監督率いるヤクルトスワローズと梨田昌孝監督率いる大阪近鉄バファローズの対決となった。「いてまえ打線」と呼ばれる強力打線で勝ち抜いた近鉄VSヤクルト捕手の古田敦也の頭脳が最大の注目となり、結果は短期決戦の経験に勝るヤクルトが終始近鉄を圧倒し4勝1敗で4年ぶり5度目の日本一。 ヤクルトはシーズン優勝の原動力であった入来智や前田浩継ら「リストラ組」を初めとする豊富な投手陣、ロベルト・ペタジーニを中心とした打線が順当に機能、好守も随所に見られ、シーズン終盤の負傷をおして強攻出場した古田も攻守に活躍を見せた。一方、近鉄はシリーズを通じて5番礒部公一が無安打、6番吉岡雄二が1安打に終わるなど、タフィ・ローズと北川博敏以外の打者がほぼ完璧に抑えられた。また、ヤクルトの先発投手が石井一久、藤井秀悟、前田浩継といった左投手中心だったことや指名打者制度の関係からシーズンで指名打者として活躍した左打者の川口憲史が第5戦を除いてスタメンで起用されなかったことも影響した。リーグ最下位の防御率だった投手陣はヤクルト打線に打ちこまれ、投手力の低さを露呈した。 なお、近鉄はこの年が最後の日本シリーズ出場となった。また、大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)での日本シリーズはこの年が初めてだったが、近鉄の主管ではこの年が唯一だった。 また、近鉄とオリックス合併後はリーグ優勝もクライマックスシリーズ制覇も達成しておらず、またこの年の日本一は神宮球場で決まったため、2015年現在、大阪ドーム(現京セラドーム大阪)では日本一並びに日本一の胴上げは全国5大ドームの中で唯一達成もしていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2001年の日本シリーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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