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2002年のニーラゴンゴ山噴火 : ウィキペディア日本語版
ニーラゴンゴ山[にーらごんごさん]

ニーラゴンゴ山(ニーラゴンゴさん、)は、アフリカ中部、コンゴ民主共和国東境部にある活火山アフリカ大地溝帯底部に並ぶエドワード湖キブ湖の間にあるビルンガ山地に含まれ、山地の最高峰カリシンビ山(4,507m)の西に接する。頂部のカルデラと激しい活動をつづける火口内の半円形の溶岩湖で知られる。北には同じく活火山のニアムラギラ山(3,056m)が対峙している。マウンテンゴリラで有名なヴィルンガ国立公園に含まれる。
1977年1月10日に噴火を起こし、大量の溶岩が麓の集落を飲み込んでおよそ61人が死亡した。
また、2007年には観光に来ていた香港の女性一名が火口に転落して死亡している。
== 2002年の噴火 ==
2002年1月17日現地時間午前9時30分に大規模な噴火を起こし、大量の溶岩が麓のゴマ市街地や空港にまで流出した。溶岩流は全長約20kmに達し、各所で火災が発生、ゴマ市の建物の15%が破壊された。近隣住民約35万人がルワンダ側国境のギセニなどに避難した。溶岩がガソリンスタンドに引火し爆発するなどの二次災害も広がった。この噴火による死者は70人以上に上った。
なお、近郊にあるキブ湖に溶岩が流入した場合、湖水に大量に溶けている二酸化炭素の大量噴出が危惧されたが、幸い、湖に達する前に溶岩が冷えて固まったために流入は起こらなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニーラゴンゴ山」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mount Nyiragongo 」があります。



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