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2004年のカタールグランプリは、ロードレース世界選手権の2004年シーズン第13戦として、9月30日から10月2日までカタール・ドーハのロサイル・インターナショナル・サーキットで、この年初めて開催された。 == 概要 == ドーハ郊外の砂漠の中にこの年完成したロサイル・インターナショナル・サーキットを舞台に、中東初のGPが開催された〔http://www.honda.co.jp/WGP/race2004/rd13/〕。気温約40℃、路面温度50℃以上という灼熱の中〔http://resources.motogp.com/files/results/xx/2004/MotoGP/QAT/RAC/classification.pdf?v1_96143780〕、土曜日に決勝レースはおこなわれた。 125ccクラスではホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ、アルバロ・バウティスタの3名がトップ争いを展開、最後はロレンソとドヴィツィオーゾが同時にフィニッシュした。ラップタイミング上も0.000秒差となり、ルールによりレース中のベストタイムが速いロレンソが1位(シーズン3勝目)、ドヴィツィオーゾが2位というリザルトになった。ポイントランキングではトップのドヴィツィオーゾがエクトル・バルベラに61ポイント、ロレンソに69ポイント、ロベルト・ロカテリに72ポイントの大差を築き、チャンピオン獲得に王手を掛けた〔http://www.motogp.com/ja/news/2004/Lorenzo+wins+closest+ever+Grand+Prix+finish〕。 250ccクラスではセバスチャン・ポルトが独走でシーズン4勝目を挙げた。これでポイントランキングではポルトが2位に浮上し、今回2位フィニッシュのダニ・ペドロサとの差を43ポイントとした。転倒リタイヤに終わったランディ・ド・プニエは67ポイント差のランキング3位となり、タイトル争いから脱落した〔http://www.motogp.com/ja/news/2004/Perfect+weekend+for+Porto〕。 MotoGPクラスでは、予選8番手のバレンティーノ・ロッシのチームスタッフが、決勝前夜にロッシのスタート位置でスクーターをスピンさせて路面のグリップを上げた行為を咎められ、予選タイムに6秒のペナルティを課せられて最後列からのスタートとなってしまった。ロッシ側の行為を主催者にクレームとして伝えたのは、タイトルを争うライバルのセテ・ジベルナウが所属するグレシーニ・レーシングであり、この事件をきっかけにロッシとジベルナウの間に確執が生まれることとなった〔http://www.intellimark.co.jp/bikeArticles/news20060331001.html〕。また予選12番手のマックス・ビアッジも同様の行為でペナルティを受けている〔http://www.motogp.com/ja/news/2004/Pons+criticises+Biaggi+penalty〕。 決勝ではジベルナウがレースを支配し、シーズン4勝目を挙げた。2位はチームメイトのコーリン・エドワーズ、3位にはルーベン・チャウスが入り自身GP初の表彰台に立った。ロッシはロケットスタートに成功して1周目終了時点では8番手にまでジャンプアップしたが、4位走行中の6周目に転倒リタイヤを喫してしまった。この結果、ポイントリーダーのロッシと2番手のジベルナウの差は一気に詰まって14ポイントとなった〔http://www.motogp.com/ja/news/2004/Gibernau+takes+win+as+Rossi+crashes+in+Qatar〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2004年のカタールグランプリ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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