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東日本大震災関連の犯罪・問題行為(ひがしにほんだいしんさいかんれんのはんざい・もんだいこうい)では、2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)およびそれによって引き起こされた福島第一原子力発電所事故によって環境・情勢などが変化した事で起きた、主な犯罪や問題行為、人災(第二の災害)について述べる。 == 概要 == 東北地方太平洋沖地震の発生以降、地震・原発事故に影響された、もしくは便乗した犯罪・問題行為が発生している。 * 被災地で発生する犯罪の種類としては、「災害の混乱時に発生する犯罪(金品を狙う火事場泥棒など)」〔震災被災地、やむにやまれぬ略奪が増加 - Wall Street Journal日本版 2011年3月24日〕〔被災地での“火事場泥棒” 住民は仕方がないと目をつぶった - 『週刊ポスト』 2011年4月1日号 3月24日〕や、「食料不足などの要因から、生存手段として止むを得ず行われる犯罪」〔〔などがある。 * 警視庁・警察庁・消費者庁(国民生活センター)などでは、ホームページや報道を通じて防犯の注意を呼びかけている。また、内閣官房震災ボランティア連携室のサイト「助けあいジャパン」〔助けあいジャパン 〕を通じて、確実な情報を発信している。 ; 日本国外メディアにおける報道 日本国外メディアによる地震直後の状況についての報道には、主に「秩序が保たれている」と好意的に報じたものが多かった。 * 中国のテレビ局・中央電視台 - 「秩序があって混乱は全く見当たらない」〔暴動や略奪が起きない日本に「人類最高の先進性」と中国人 - 『女性セブン』 2011年3月31日・4月7日号 3月26日〕。 * 台湾の新聞・『中国時報』 - 「(米ニューヨーク大停電やハリケーン・カトリーナのような)商店略奪も起きず、すべてに秩序が保たれている」〔国学院大学教授・大原康男 「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」 - MSN産経ニュース 2011年3月22日〕。 * 米メディアの記者 - 「それ以外の国(2004年のスマトラ島沖地震や、2010年のチリ地震、2005年のハリケーン・カトリーナ)と比較して、日本人は震災に対し冷静に判断し、犯罪自体は少ない」〔。 * 米CNNのコメンテーター・ジャック・カファティ - 「なぜ震災下の日本で、略奪が起きないのか」をテーマに、自身の番組で視聴者に問いかけた〔東北関東大震災、米メディアはどう見たか その1 困難に耐え回復する日本人の「レジリアンス」賞賛 - Techinsight 2011年3月23日〕。 * アルゼンチンの新聞『ラ・ナシオン(電子版)』 - 略奪が起きない日本を称賛〔略奪起きない日本を称賛 大震災でアルゼンチン紙 - 共同通信 2011年3月16日〕。 一方、アメリカの新聞『ウォールストリート・ジャーナル』では、「被災地の極端な物不足により生存手段として、やむなく略奪行為を行ったり、その行為を黙認したりしている」との報道があった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東日本大震災関連の犯罪・問題行為」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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