翻訳と辞書 |
2012年エジプト大統領選挙 : ウィキペディア日本語版 | 2012年エジプト大統領選挙[2012ねんえじぷとだいとうりょうせんきょ]
2012年エジプト大統領選挙(2012ねんエジプトだいとうりょうせんきょ)は、エジプト・アラブ共和国において2011年の革命後はじめて行われた大統領選挙である。エジプト史上初めて当選者があらかじめ決まっていない、自由選挙かつ直接選挙によって元首を選出する選挙であり、アラブの春が引き起こした一連の革命の一つの着地点が示される選挙として注目を集めることとなった。 1回目の投票は5月23日と翌24日で、過半数を獲得する候補者がいなかったため、6月16日と17日に上位2名による決選投票が執行された。この結果、ムハンマド・ムルシーが当選した。任期は4年間。 == 概要 == 1981年以降、30年以上にわたって政権を維持してきたホスニー・ムバーラクは2011年1月に発生した反政府デモを受け退陣を余儀なくされ、エジプト軍最高評議会による暫定統治が行われた。その後は民政移管に向けた準備が進められ、2011年11月28日から2012年1月3日まで3回に分けて投票が行われた人民議会選挙ではイスラム教系の政党が7割を占め圧勝する結果となった。508議席中、過半数近い235議席を獲得し第1党となった自由と公正党、121議席を獲得し第2党となったヌール党はいずれもイスラム系の政党である。 2012年2月29日、選挙管理委員会は大統領選挙を5月23、24日に行うことを決定。過半数を得た候補者がいない場合は決選投票(二回投票制に基づく)を6月16、17日に行うことも同時に発表した。選挙には23人が立候補を届け出たが、このうち10人は失格となり(後述)、最終的には12人による争いとなった。選挙はいわゆる世俗派とイスラム主義者が対決する構図となり〔、有権者は5000万人を超え、1万3000箇所の投票所が設けられた〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2012年エジプト大統領選挙」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|