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3-クロロプロペン : ウィキペディア日本語版
塩化アリル[えんかありる]

塩化アリル(えんかアリル、Allyl chloride)は、示性式 CH2=CHCH2Clの有機ハロゲン化合物である。無色の液体で、水には不溶だが、有機溶媒には溶ける。一般に製薬農薬アルキル化剤として使われている。また、合成樹脂架橋剤原料としても使用され、一部の熱硬化性樹脂を構成している。毒性があり、燃えやすい物質である。
== 有機合成 ==
塩化アリルは一般に有機合成化学のビルディングブロックとして用いられる。例えばシアン化すればシアン化アリル (CH2=CHCH2CN)、還元してカップリングさせるとジアリル (CH2=CHCH2CH2CH=CH2)、パラジウム(0) へ酸化的付加させるとアリルパラジウム(II)クロリド(二量体)(C3H5)2Pd2Cl2が得られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「塩化アリル」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Allyl chloride 」があります。



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