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『3分勝負15ラウンド』(さんぷんしょうぶじゅうごラウンド)は、1976年10月2日から同年12月25日までフジテレビ系列局で放送されたバラエティ番組である。放送時間は毎週土曜 22:00 - 22:54 (JST) 。 ==概要== 人間が心理的に耐えられる時間として3分を一区切りとし〔、バラエティ・ドラマ・クイズなど様々なジャンルの番組を放送していたオムニバスバラエティ番組である。 ドラマ枠『ゴールデンドラマシリーズ』を一旦中断して開始した番組。この番組の売りはその内容を全て3分間とし、(当時の)プロボクシング形式で進行するもので、各コーナーの冒頭では「ラウンド○○!」というアナウンスと共にラウンドガールが札を掲げて登場(『ゲバゲバ』の「ゲバゲバおじさん」と同様)、このラウンドガールのお色気も売りの1つとなっていた。コーナーにもお色気のあるものが多くそのほとんどは即興的なもの(ゲーム等)だった。逆にお色気とは無縁で練り込んで行き込んでいた内容の作品も頻出したものだった。 上から油が流れるすり鉢に水着姿の女性たちを入れ、上にある商品を目指して這い上がる姿を卑猥にカメラでなめ回すように下から撮影するコーナーがフジテレビ社長の逆鱗に触れて打ち切りが決定〔田村隆『「ゲバゲバ」「みごろ!たべごろ!」「全員集合」 ぼくの書いた笑テレビ』双葉社、2002年、pp.214-215〕。番組は3か月で終了した。 本番組のコーナー中にはシットコムの様に同じ主題の連続したコントがシリーズ化して組み込まれているものが多く存在するのも特徴の一つである(『将棋名人戦』〔名人に若手が挑戦する"対局"シリーズの一つ。将棋のルールを逸脱した無茶振りが対局の進行を狂わせる。〕『囲碁対局』〔『将棋名人戦』と全く同じシチュエーションで違うネタで進行する"対局"シリーズ。囲碁のルールを逸脱して行く無茶振りネタは"名人戦"シリーズならでは。〕等〔「第何話」付きで数話分が作られ、殆どは3~5話で締め括られる。その殆どは同じ場面で違うシチュエーションの物語の進行が行われる(対局などはその典型的な例である。)。〕)。 オープニングとエンディングは地球儀上で正体不明の男性が砲丸投げの構えをして"何か"の玉を担いでいる場面を周回で撮影し、地球儀が男性共々回転している様に表現している15秒間もの。この珍妙な画像にテーマ(オーケストラジングル)がバックに流れる極めてインパクトの高いものである。尚、オープニングは番組ロゴが中央やや下にでかでかと表示されるが、エンディングには、毎週の放送終了時のエンドカードとして番組ロゴが縮小化されて左上に移動し、右下に"次回をお楽しみに"の文字が追加されている。最終回のみ"終"の文字が右下に大きく表示されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「3分勝負15ラウンド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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