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4-エトキシフェニル尿素 : ウィキペディア日本語版
ズルチン

ズルチン (dulcin)(IUPAC名:4-エトキシフェニル尿素) は、かつて人工甘味料として用いられていた有機化合物である。尿素誘導体化学式は C9H12N2O2CAS登録番号1884年ドイツでヨーゼフ・ベルリナーバウ(Joseph Berlinerbau)により発見され、1891年に生産が開始された。
蔗糖の約250倍の甘さを持つ無色または白色の結晶粉末である。エタノールアセトンエーテルに溶けやすく、にはほとんど溶けない〔ズルチン標準品 和光純薬工業〕。
サッカリンと違って苦い後味がなく、製造に要するコストも低かったため日本では戦後になって大量に使用された。しかし、中毒事故が多発したこと、肝機能障害や発癌性等の毒性が認められたため1969年1月1日より食品への添加が全面禁止された(アメリカ合衆国では動物実験の結果に基づき1954年に使用が禁止されている)。その後も中国から輸入された食品から検出されたことがあり、現在も検疫所などでは検査が続けられている。
アマチャの甘み成分フィロズルチンとは別の物質である。
==中毒事故の事例==

* 1947年 - 幼児が5gのズルチンをなめて死亡
* 1963年 - 両親留守中に大量になめた子供2人が死亡。
* 1966年 - 老女がぼたもちに大量に加えて6人が中毒、うち1人死亡〔ズルチンによる食中毒事件 食品衛生学雑誌 Vol. 10 (1969) No. 2 P 112-113 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ズルチン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dulcin 」があります。



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