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4-ピロン-2,6-ジカルボン酸(英語、4-pyrone-2,6-dicarboxylic acid)は、有機酸の1種である。クサノオウ(Chelidonium majus)にも含有されることから、ケリドン酸(英語、Chelidonic acid)とも言う。 == 構造と性質 == 4-ピロン-2,6-ジカルボン酸の分子式はC7H4O6で 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左下) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 3』 p.402 (右下) 共立出版 1963年9月15日発行 ISBN 4-320-04017-1 〕 、分子量は約184.11 である 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左下) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 。 4-ピロン-2,6-ジカルボン酸は、ピロン(別名、ピラノン)の構造異性体の1種である4-ピロンの複素環を構成する酸素原子の両隣の炭素原子に結合している水素が、それぞれカルボキシ基に置換された構造をしている。純粋な4-ピロン-2,6-ジカルボン酸は、常温常圧で針状晶の固体であり、融点は約262 ℃である 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 3』 p.402 (右下) 共立出版 1963年9月15日発行 ISBN 4-320-04017-1 〕 。 この結晶は、熱水には溶解し 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 3』 p.402 (右下) 共立出版 1963年9月15日発行 ISBN 4-320-04017-1 〕 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左下) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 、エタノールには溶けにくい 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 3』 p.402 (右下) 共立出版 1963年9月15日発行 ISBN 4-320-04017-1 〕 。 再結晶させた場合は、1分子の水を結晶水として持つことがあるものの、この結晶水は、102 ℃に加熱することで放出させられる 〔 化学大辞典編集委員会 『化学大辞典 (縮刷版) 3』 p.402 (右下) 共立出版 1963年9月15日発行 ISBN 4-320-04017-1 〕 。 なお、融点の262 ℃を超えると4-ピロン-2,6-ジカルボン酸は、徐々にカルボキシ基が脱炭酸するという形で分解する 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左下) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「4-ピロン-2,6-ジカルボン酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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