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4-ピロン-2-カルボン酸(英語、4-pyrone-2-carboxylic acid)は、有機酸の1種である。コマン酸(英語、comanic acid)とも呼ばれる。 == 構造と性質 == 4-ピロン-2-カルボン酸の分子式はC6H4O4で、分子量は約140.10である 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左下) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 。 純粋な4-ピロン-2-カルボン酸は、常温常圧で固体であり、融点は約250 ℃である 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左下) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 。 なお、融点の250 ℃を超えると4-ピロン-2-カルボン酸は、徐々にカルボキシ基が脱炭酸するという形で分解し、 4-ピロンになる 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左下) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 。 参考までに、4-ピロンの常圧での融点は31 ℃から32 ℃程度であり、沸点でも215 ℃である 〔 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1183 (左中央) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6 〕 。 したがって、この脱炭酸による分解反応を常圧下で行った場合、4-ピロンの気体が発生してくることが判る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「4-ピロン-2-カルボン酸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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