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4四歩パックマン[よんよんふぱっくまん]
4四歩パックマン(よんよんふパックマン)は将棋の戦法のひとつ。後手が用いる奇襲戦法であり、先手の初手▲7六歩に対して、△4四歩(第1図)とする戦法をいう。この歩は無条件に取れるように見えるが、取ってしまうと非常に激しい戦いに突入し、双方とも油断すると一気に敗勢に陥る局面となる。 == 概要 == 将棋の入門書にときどき紹介される。変化が豊富であり、手順中に気付きにくい好手もあるため、研究していない相手には奇襲が成功する公算が大きい。先手としては、挑発に乗らずに▲4六歩または▲2六歩とすれば、普通の駒組みが予想されるが、プロの意見では▲4四同角と取って先手が有利である〔『将棋世界』2007年6月号「イメージと読みの将棋観」pp. 84 - 85。羽生善治、佐藤康光、森内俊之、谷川浩司、渡辺明、藤井猛の六棋士の意見は、▲4四同角と取って先手が有利ということで一致した。六棋士の先手勝率のイメージは、60パーセントから80パーセントまでと幅がある。プロの公式戦では▲7六歩△4四歩の出だしは一例もない。〕。 第1図以下、▲4四同角とすれば、△4二飛▲5三角成までは必然である。ここで、単に△4七飛成とするのは、▲6三馬(桂取り)△7二銀▲3六馬で局面をおさめてしまえば、歩得で先手が指しやすくなる。そこで、△4七飛成に代えて△3四歩が狙いの一手である。ここは先手の手が広いところであるが、以下▲4二馬△同銀と清算してから▲8八銀(第2図)と守る変化と、単に▲8八銀(第6図)とする変化を見る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「4四歩パックマン」の詳細全文を読む
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