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4式戦闘機 : ウィキペディア日本語版
四式戦闘機[よんしきせんとうき]

四式戦闘機(よんしきせんとうき)は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍戦闘機キ番号(試作名称)はキ84愛称疾風(はやて)。呼称・略称は四式戦四戦ハチヨン大東亜決戦機決戦機など。連合軍コードネームFrank(フランク)。開発・製造は中島飛行機
== 概要 ==

九七式戦闘機(キ27)、一式戦闘機「隼」(キ43)、二式戦闘機(二式単座戦闘機)「鍾馗」(キ44)と続いた、小山悌技師長を設計主務者とする中島製戦闘機の集大成とも言える機体で、速度武装防弾航続距離運動性・操縦性および生産性に優れた傑作機であった。また、624km/h/5,000mという最高速度は大戦中に実用化された日本製戦闘機の中では最速であった(キ84-I乙試作機が試験飛行の際に660km/h/6,000mを記録したとされ、戦後のアメリカ軍によるテストでは687km/h/6,096mを記録している)。四式重爆撃機「飛龍」(キ67)とともに重点生産機に指定され、総生産機数は基準孔方式の採用など量産にも配慮した設計から、1944年(昭和19年)中頃という太平洋戦争大東亜戦争)後期登場の機体ながらも、日本軍戦闘機としては零戦、一式戦闘機に次ぐ約3,500機に及んだ。
帝国陸軍から早くから「大東亜決戦機(大東亜決戦号・決戦機)」として大いに期待され、大戦後期の主力戦闘機として多数機が各飛行戦隊といった第一級線の実戦部隊に配備、当時の主要戦線の全て(中国戦線フィリピン戦線ビルマ戦線)および日本本土防空戦に従軍し、対戦したアメリカ軍からも「The best Japanese fighter日本最優秀戦闘機日本最良戦闘機)」と評価された機体だったが、整備状況によるものの搭載した新型エンジン(ハ45)の不調や、潤滑油ガソリンオクタン価)の品質低下、点火プラグ電気コードといった部品の不良・不足、整備力の低下などにより全体的に稼働率が低く、また、スペック通りの最高性能を出すのが難しかったため、大戦後半に登場した陸海軍機の多くと同様、機体である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「四式戦闘機」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nakajima Ki-84 」があります。



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