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5-メチルシトシン : ウィキペディア日本語版
5-メチルシトシン

5-メチルシトシン(5mC)はDNA塩基の一つであるシトシンメチル化されたもので、遺伝子転写の調整に関与している。
シトシンがメチル化されると、転写過程に変化はないが遺伝子発現に変化が生ずる。(この分野の研究はエピジェネティクスと呼ばれる。)
5mCはヌクレオシドに取り込まれて5-メチルシチジンとなる。
5mCでは、メチル基六員環の5位の炭素原子に付加される。(図の6時方向の窒素原子(NH)から反時計回りに数える。2時方向からではない。)
このメチル基はシトシンと5mCとを区別する特徴である。
==発見の経緯==

1898年、結核菌から細菌毒素を単離しようとしていた時、新たな核酸が発見され、と命名された〔 〕。
この核酸は、チミングアニンシトシンとは違う、メチル化された塩基を持つヌクレオチドであった。
1925年、少量のメチル化シトシンがツベルクリン酸の硫酸加水分解物として生成された〔Grosjean H (2009). Nucleic Acids Are Not Boring Long Polymers of Only Four Types of Nucleotides: A Guided Tour . Landes Bioscience.〕。
この報告はピクリン酸結晶の光学特性のみに基づいていた上、他の科学者達に再現できなかったので酷評された。
しかし1948年、仔牛胸腺DNAから従来のシトシンやウラシルとは異なるメチルシトシンがペーパークロマトグラフィーにより単離され、存在が決定的となった。
それから70年後、RNA分子中に一般に存在することが明らかとなったが、正確な役割は不明であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「5-メチルシトシン」の詳細全文を読む



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