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5q-症候群[ふぁいぶ きゅー まいなすしょうこうぐん]
5q-症候群(ファイブ・キュー・マイナスしょうこうぐん 英名:5q-syndrome)とは骨髄異形成症候群(MDS)の一種で造血細胞の5番染色体の長椀(5q)に欠失が生じたことが原因で発症し〔押味『WHO分類第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学』p100〕、大球性貧血を特徴とする骨髄異形成症候群(MDS)のなかでは進行のゆっくりとした〔阿部『造血器腫瘍アトラス』p249〕比較的予後の良い血液疾患である〔。 ただし、5番染色体の長椀の一部だけでなく一本を丸々失ったもの(モノソミー5、monosomy5)や5q以外にも異常を伴ったものは一般に極めて悪性度が高いMDSであり、本稿で述べる5q-症候群とは異なる。 ==WHO2008== 2008年のWHO分類では、この疾患の名称は Myelodysplastic syndromes associated with isolated del(5q) chromasome abnormality 日本語では「del(5q)単独の染色体異常を伴う骨髄異形成症候群」というが、名称が長すぎるために通常は 5q-syndrome、日本語では5q-症候群と略称される。芽球は5%未満で5q-単独の染色体異常を持つものと定義されている〔『造血器腫瘍取扱い規約』p77〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「5q-症候群」の詳細全文を読む
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