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61式特殊運搬車[ろくいちしきとくしゅうんぱんしゃ]
61式特殊運搬車(ろくいちしきとくしゅうんぱんしゃ)は、陸上自衛隊がかつて制式化していた輸送車両である。主に山岳地帯での戦闘において、火砲や物資の運搬を行うことを目的としていたが、結局量産されることはなかった。 == 開発の背景 == 戦前の日本陸軍では、山地の多い日本の国土に合わせて、いくつかの師団に山砲などの山岳戦用装備を配備していた。その後1954年(昭和29年)に発足した陸上自衛隊でも、同様に山地での戦闘に対応した装備を求める声が上がり始めた。すでに山砲としては米軍供与の75mmりゅう弾砲M1A1があったものの、当時の装備国産化方針の流れを受けて、1950年代後半からより本格的な砲(すなわち後の68式155mm迫撃砲および試製57式105mm軽りゅう弾砲)の開発がにわかに本格化し始めた。しかしながら、想定される峻険な獣道を踏破しつつそれらの砲を運搬するには、ジープなど通常の軽車両では不十分と考えられた。そこで、1956年(昭和31年)11月の装備審議会において、専門の車両が開発されることに決定したのである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「61式特殊運搬車」の詳細全文を読む
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