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あわじ型掃海艦(あわじがたそうかいかん)は海上自衛隊が掃海艦の減勢と新型機雷に対応するために、建造する新型掃海艦である〔我が国の防衛と予算 平成25年度予算の概要 〕。 == 特徴 == あわじ型掃海艦は、やえやま型掃海艦艦の後継の掃海艦で、海上自衛隊の艦艇のうち、えのしま型掃海艇に次いで2番目にFRPで建造される艦艇となる。FRP製にしたことにより、前型の木造のやえやま型の寸法とほぼ同寸でありながら、基準排水量が3割低減し船体が長寿命化されている。25年度概算要求のイメージ図ではステルス性の向上が行われているが、26年度の概算要求ではえのしま型を大型化した艦容となっている。 また航路に敷設された機雷を探知する水中調査用UUVとしてウッズホール海洋研究所製のが導入され、これが装備するクライン3500サイドスキャン・ソナーにより機雷を探知する。なお、海自はレイマス600の浅深度型であるレイマス100を既に導入している。水上や浅深度に敷設された機雷には光学式監視装置(レーザー・レーダー)で、危害半径外から機雷を判別する。これらの装備はやえやま型のはちじょうに搭載され、性能試験が行われている。 またUUVで探知した目標の精密測定には、ひらしま型掃海艇から装備されているZQS-4機雷探知機を、やえやま型と同様に対潜水艦用の深深度機雷を探知する為に、吊り上げ式(VDS)へ変更して装備している。 探知した機雷はドイツのと同様の使い捨てで、光ファイバーにより遠隔操作される(ROV)、低感度高性能爆薬を搭載した爆破能力の高い自走式機雷処分用弾薬(EMD)の自爆で処分される(三井造船開発・製造)。これにより深深度機雷への対応や、ひらしま型等が搭載するS-10水中航走式機雷掃討具のような多機能かつ高価な掃討具を誘爆で失うリスクが無くなる。 なおこれら掃討具とは別に掃海具も引き続き、ひらしま型から装備されている小型係維掃海具1型や感応掃海具1型が搭載される。これらは浅・中深度用なので、深深度の掃海能力は保有していないことになる。また掃討具(特に複数を装備する必要があるEMD)の搭載スペースを確保する必要がある際は、掃海具の一部陸揚げも行われる。 自衛・機雷処分用の20mm機関砲は手動型のJM61-Mではなく、海上保安庁が装備する遠隔操作型のJM61-RFSが搭載される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「あわじ型掃海艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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