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73式大型トラック : ウィキペディア日本語版
73式大型トラック[ななさんしきおおがたとらっく]

73式大型トラック(ななさんしきおおがたトラック)は、自衛隊で使用されている車両である。製作はいすゞ自動車1973年(昭和48年)より調達開始。2001年(平成13年)度以降は「3 1/2tトラック」として調達されている。
初代モデルは約40年前に登場し、現在は8代目のモデルが配備されている〔実はこんなにスゴイ! 陸上自衛隊の“73式大型トラック”こと「3トン半」に乗ってみた:日経トレンディネット2013年07月26日 〕。2011年に発生した東日本大震災の際には、他の自衛隊車両が津波による水没で次々と行動不能になる中で唯一稼働するなど、高い耐久性を証明している〔大震災の津波に襲われ唯一動いたトラック いすゞ「3トン半」2013年05月14日 〕。
== 概要 ==
73式大型トラックは、人員及び物資輸送などに用いられる汎用キャブオーバートラックで、陸上自衛隊の部隊では全ての職種部隊に配備されている車両である。隊内では「3t半(さんとんはん)」や「カーゴ」とも通称される。「3 1/2t」とは悪路走行時や慎重な取り扱いを要する物品などを扱う場合の標準積載量で、これとは別に良路の平地などを走行する場合に適用される最大積載量という数値も設定されている。なお、陸上自衛隊の車両呼称に重量が採用されている場合、その数値はすべて標準積載量を表している。
1973年よりそれまでのボンネット型TSD・2トン半トラックから更新され、現在では後述の改良型及び新型を含め、更新を完了している。ダンプトラック型や地対空誘導弾の自走発射機型の他、キャブ部分に各種の装備を積載したバリエーションも数多く存在する。
「73式」と呼称されるが、防衛庁(当時)には年号での制式化はされておらず、呼称は2001年(平成13年)度以降の納入車からは「3 1/2tトラック」に変更された。
旧型車両の一部は海外派遣時に各部隊で防弾板の取り付け、運転席と助手席間にエアコン装置の取り付け、前照灯・速度表示灯の改良などの改良が施され、派遣終了後もその状態で使用されている車両が存在する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「73式大型トラック」の詳細全文を読む



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