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ロンドン・アイ(London Eye)は、イギリス・ロンドンにある観覧車。ミレニアム記念事業により、1999年末に開業した。 == 概要 == 直径135m、カプセル1個当たり定員(25人)は共に開業当時世界一であったが、2008年3月1日から営業開始したシンガポール・フライヤー(直径150メートル、カプセル1個当たり定員28人)にその座を奪われた。開業時期に関して、該当する観覧車の駆動方式に関する期限ギリギリの特許があったが、期限内に建造してしまった後、営業開始を期限切れ直後にした(特許に該当する物を作っても営利目的で稼動させなければ抵触しない)という、特許(法)制度の際どいタイミングを利用したというエピソードがある〔ビートたけしの!こんなはずでは!! 2004年5月1日放送分〕。 テムズ川沿いサウスバンクのジュビリー・ガーデンズ内にある。隣地にはカウンティ・ホールがあり、対岸のウェストミンスターに位置する国防省と向かい合っている。正式名は、ブリティッシュ・エアウェイズがスポンサーの頃はB.A. ロンドン・アイ、2011年から2014年までEDF Energyがスポンサー契約を結んでいた3年間はEDF Energy ロンドン・アイだったが、2015年以降、コカ・コーラがスポンサーを務めているため、現在の正式名はコカ・コーラ ロンドン・アイ (Coca-Cola London Eye)である。その影響で、照明には以前の青ではなく、赤が使われるようになった。 設計は建築家デイヴィッド・マークスとジュリア・バーフィールド。乗客を乗せるカプセルは32個で、それぞれに空調が付いている。ただし夏場はガラス張りのカプセルゆえに温室状態になることもしばしば。カプセルは通常のように懸下されるのではなく、ホイールの外側に出ているため、頂上付近でも視界が妨げられることがない。ゴンドラの周速度は秒速0.26m(時速0.9km)で、1周に約30分を要する。高齢者や障害者を乗せる場合を除き、乗降のために止まることはない。 ロンドン・アイはテムズ川の上で建設され、完成後にクレーンで河岸に釣り上げられた。使用された鋼の総重量は1,700tにのぼる。1999年12月31日にトニー・ブレア首相も参席して開業式が行われたが、技術的問題のため一般客への開放は2000年3月にずれ込んだ。その後はロンドンの主要な観光施設として人気を博し、2002年7月までで乗客数は累計850万人に達した。 設置後も移設可能な設計であり、当初は5年間だけの営業許可になる予定であったが、のちに恒久的な施設として地元ランベス区議会の同意を得た。 入場期間は夏季(6月~9月)10:00~21:00、冬季(10月~5月)10:00~20:00、となっている。年中無休。搭乗料金は一般大人17ポンド、優先搭乗27ポンド。 現在、ロンドン・アイは世界最大の観覧車としてギネスブックに登録されているが、2008年3月1日にこれを上回る大きさのシンガポール・フライヤーがシンガポールで開業したほか、ラスベガスのハイ・ローラー(2014年)や上海の南昌之星(2006年)など、ロンドン・アイを凌ぐ規模の観覧車が次々に開業している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロンドン・アイ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 London Eye 」があります。 スポンサード リンク
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