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有棘細胞癌[ゆうきょくさいぼうがん] 有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん、squamous cell carcinoma; SCC)は皮膚癌の一つである。表皮細胞(理論的には、増殖能力を失った細胞である有棘細胞ではなく、表皮の幹細胞である基底細胞)から発生する。癌細胞自体は、有棘細胞に類似した形態に分化した姿のまま細胞分裂し増殖する。皮膚の扁平上皮癌と同義語である。 == 特徴 == 不整形の腫瘤を徐々に形成するが、潰瘍化すると特有の悪臭を放つ。基底膜を破壊しリンパ行性転移を起こしやすい。 なお、「有棘細胞癌」と「扁平上皮癌」はほぼ同義語であるが、皮膚科学領域では組織学的なcounterpartの名称との対応(基底細胞と基底細胞癌、有棘細胞と有棘細胞癌)から、有棘細胞癌の語が好まれる。 ただし、日本以外では扁平上皮癌と区別せずに呼称することが多い。たとえば英語圏ではprickle cell carcinomaではなくsquamous cell carcinomaと呼称する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「有棘細胞癌」の詳細全文を読む
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