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B細胞前リンパ球性白血病 : ウィキペディア日本語版 | B細胞前リンパ球性白血病[びーさいぼうぜんりんぱたませいはっけつびょう] B細胞前リンパ球性白血病(Bさいぼうぜんリンパきゅうせいはっけつびょう 英:B-cell Prolymphocytic leukemia)とはB細胞腫瘍の一つであり、末梢血と骨髄、脾臓でリンパ球が著明に増加し、増加しているリンパ球の55%以上がB細胞前リンパ球である白血病である。略称はB-PLL。非常にまれな血液疾患である。 健康人の末梢血では血液1μl(マイクロリットル)あたり1000個から4000個程度であるリンパ球が、B-PLLでは末梢血のリンパ球数が血液1μl中で10万個を越え、20万個を越えることもまったく珍しくない。前リンパ球性白血病にはT細胞性の前リンパ球性白血病(T-PLL)もあるが、B-PLLとT-PLLは異なる疾患である。 == 概要 == B細胞前リンパ球性白血病(以下では略称B-PLL)は、まれな疾患であり、初めて報告されたのは1974年である〔押味 和夫「B前リンパ球性白血病」 『三輪血液病学』浅野茂隆、池田康夫、内山卓 監修、文光堂、2006年、p.1484-1485〕。B-PLL細胞は中から大型の細胞で核に明瞭な核小体を認める。末梢血のリンパ球数が著明に増加し10万個/μlを超え、40%の患者では20万個を超える極端な増加を示す〔。貧血や血小板減少を示すことが多く〔、脾腫とB症状も伴うことも多い〔橋本 優子、阿部 正文「B細胞前リンパ球性白血病」『WHO血液腫瘍分類』直江 知樹、他 編 医薬ジャーナル社、2010年、ISBN 978-4-7532-2426-5、p.263より〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「B細胞前リンパ球性白血病」の詳細全文を読む
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