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CBRN対応遠隔操縦作業車両システム : ウィキペディア日本語版 | CBRN対応遠隔操縦作業車両システム[しーばーんたいおうえんかくそうじゅうさぎょうしゃりょうしすてむ] CBRN対応遠隔操縦作業車両システム(シーバーンたいおうえんかくそうじゅうさぎょうしゃりょうシステム)は、防衛装備庁(旧・防衛省技術研究本部)陸上装備研究所が研究開発を進めている遠隔操縦作業車両を主体としたシステム。名称にある「CBRN」は、''Chemical''(化学剤)、''Biological''(生物剤)、''Radiological''(放射線)、''Nuclear''(核)の頭文字を取った頭字語である。 == 概要 == CBRN汚染環境下での各種作業および調査を非汚染地域からの遠隔操縦で行う無人地上車両(UGV)として計画されているもので、システムは遠隔操縦装軌車両、中継車両、指揮統制装置から構成される。構成要素間の通信は自衛隊無線、民間無線LAN、JCSATやインマルサットを介した衛星通信によって行われ、最終的には遠隔操縦可能な範囲を最大約20 kmとすることを目指している。実用化後は汚い爆弾によるテロ現場や火山災害などの災害現場、国際貢献活動などでの使用を予定している。 東日本大震災における自衛隊の災害派遣活動を機に、陸上自衛隊施設学校や特殊武器防護隊も開発に参加しつつ、2011年(平成23年)よりシステム設計と中継器ユニットの開発を開始し、2012年(平成24年)から遠隔操縦装軌車両などの各種構成要素の開発に着手。2014年(平成26年)には試作車による所内試験が開始され、同年11月から12月にかけて遠隔操縦装軌車両1両、中継車両3両を用いた性能試験がTRDI札幌試験場で行われた。なお、IHIエアロスペースと日立製作所が開発のための技術支援を行っている〔公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく随意契約に係る情報の公表(物品・役務等)及び公益法人に対する支出の公表・点検の方針について(平成24年6月1日 行政改革実行本部決定)に基づく情報の公開 - 技術研究本部公式サイト(xls)。2015年8月4日閲覧。〕。
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