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CEK機械 CEK機械〔Matthias Felleisen and Matthew Flatt. Programming Languages and Lambda Calculi . Unpublished manuscript, 1989-2001〕とは、ラムダ計算に対して値渡し評価戦略の操作的意味論を与えるための抽象機械の1つである。CEKとは、機械の状態を構成する3つの要素である “Control string”, “Environment”, “Continuation” に由来する〔。 == 定義 == 拡張ラムダ計算に対するCEKは次のように定義される〔。 まず、拡張ラムダ計算を次のように定義する。
(式)
(変数)
(λ抽象)
(関数適用)
(基本定数)
(プリミティブ操作の適用) (値)
次に、CEK機械の状態を構成する要素を次のように定義する。
(環境) (変数から、クロージャへの関数(変数とクロージャのペアの集合)) (クロージャ) (ただし、 の自由変数は全て の定義域に含まれる) (値) (ただし、 の自由変数は全て の定義域に含まれる) (継続) (初期継続) (関数適用への継続) (実引数評価への継続) (プリミティブ操作の実引数の評価および適用への継続) このとき、CEK機械の状態は組と表される。 CEK機械の遷移規則は次のように定義される。
( のとき) ( が変数でない場合) ( が変数でない場合) ( が変数でない場合) ( は に を適用した結果) このとき、CEK機械による評価関数は次のように定義される
( のとき) ( のとき)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CEK機械」の詳細全文を読む
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