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炭酸ガスレーザー[たんさんがすれーざー]
炭酸ガスレーザー(たんさんガスレーザー、carbon dioxide laser、CO2レーザー)はガスレーザーの一種であり、気体の二酸化炭素(炭酸ガス)を媒質に赤外線領域の連続波や高出力のパルス波を得るレーザーである〔DC放電により連続波も作れるが、現実には高出力なものはパルス化発振で励起されている。〕〔新井、74-80頁〕。供給エネルギーに対して10-15%程度、最高で20%ほどの出力が得られる〔ファイバーレーザーの励起に用いられる半導体レーザーのエネルギー効率は60%以上、YAGレーザーのエネルギー効率は3-5%程度である。〕〔新井、44-45頁〕。9.4μmと10.6μmを中心とする2つの波長帯で発光する。 == 歴史 == 1916年にベルリン大学在任中のアルベルト・アインシュタイン博士が「量子論に基づく誘導放出と吸収」「誘導放出の量子論」において、その後のレーザーの基本となる誘導放出に関する概念が発表された〔新井、19頁〕。1964年、ベル研究所のインド人物理学者チャンドラ·クマール·パテル (C. Kumar N. Patel) が炭酸ガスレーザーの発振に成功した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「炭酸ガスレーザー」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Carbon dioxide laser 」があります。
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