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『COMIC阿呍』(コミックあうん)は、ヒット出版社から発行されている成人向け漫画雑誌。1996年4月28日創刊。毎月28日発売。判型はB5判・平綴じ(無線綴じ)。前身の雑誌は成人指定されていない一般漫画雑誌として刊行していたが、東京都より有害図書指定を受ける。一般誌として刊行できなくなったため、当初はそのまま廃刊する予定だったが、成年向け雑誌として新創刊されて現在に至る〔ただし、表紙に「成年向け雑誌」マークが記載されたのは1999年11月号から。2008年6月号から現行の「18未満(禁止)」指定マークに変更されている。〕。 == 概要 == 前身の雑誌は、格闘美少女コミック誌『COMIC闘姫』(コミックとうひめ)。A5判・中綴じの雑誌で、『comicセラフィン』の増刊として創刊(雑誌コードは13858)。当初は『闘姫』という名称の格闘美少女アンソロジーとして発売されていたが、読者から「アンソロは高い」との意見が多く寄せられたため〔格闘美少女アンソロジー『闘姫』壱は900円、『闘姫』弐は950円。〕、「紙質と保全性の良さを捨てて値段を約半額」にして〔『COMIC闘姫』VOL.1(1995年3月号)、読者投稿欄「闘姫のすきま(仮)」、143頁。〕隔月刊雑誌として創刊した。VOL.4(1995年9月号)から独立・月刊化され(毎月28日発売)、タイトル表記も『comic闘姫』に変更された(雑誌コードは03843に変更)。しかし、東京都青少年の健全な育成に関する条例に基づく不健全図書(有害図書)に連続3回指定され、「出版倫理協議会の自主規制の申し合わせ」(帯紙措置)〔「帯紙措置」および「要注意取扱誌」の実施 『日本書籍出版協会50年史』、日本雑誌協会、142-143頁。〕によりVOL.9(1996年2月号)、VOL.10(1996年3月号)、VOL.11(1996年4月号)に帯紙を貼る事態となったため〔有害図書指定に伴い、この3号は「18才未満の方々には販売できません」と記された帯紙が表紙下部に貼り付けられている。〕、VOL.11(1996年4月号)を以って廃刊した〔VOL.10(1996年3月号)の読者投稿欄「闘姫のすきま(仮)」で廃刊が告知されている。〕。 『comic闘姫』廃刊から2ヵ月後、1996年6月号(1996年4月発売)を後継誌『COMIC阿呍』として新たに創刊した(雑誌コードは13963)。判型はB5判・平綴じ(無線綴じ)に変更され、ページ数も『comic闘姫』の約200頁から約340頁へ大幅に増加したが、定価は500円に据え置かれた。雑誌名は『COMIC闘姫』と同時期に販売されていた、A5判サイズの美少女アンソロジー『コミックA-UN』から継承して漢字表記に変更された〔『COMIC阿呍』VOL.2(1996年7月号)、読者投稿欄「阿呍のすきま」、238頁。〕。なお、漢字表記について「『阿吽』とも書くんだけどロゴとしてバランスが悪そー」「“牛”が入っているのもカッコ悪そー」との理由で「阿呍」が採用されたが、「呍」がワープロ文字に入っておらず〔「呍」はJIS第3水準漢字であり、当時のパソコン、ワープロでサポートしていたJIS第1第2水準漢字では表示できない。〕、関連業者や同人サークルに迷惑をかけたため〔当時の『COMIC阿呍』では他誌と同様、同人誌の紹介ページが掲載されていた。〕、「これからワープロで打つ人は『AUN』でお願いします」「雑誌名を決める時はよく考えて♡」「『めんどくせーからアンソロのそのまま漢字にしちゃえ』とゆーよーな適当はやめる」とコメントされている〔。 創刊当初のキャッチコピーは「新世代の月刊美少女コミック」で、2002年6月号のタイトルロゴ刷新以降は「超世代の月刊美少女コミック」に変更されている。 2004年9月号で通巻100号、2013年3月号で通巻200号を達成した。過去に2回「謹賀新年合併特大号」が発売されており(2009年1・2月合併号、2012年1・2月合併号)、発売翌月は休刊している。Vol.153(2009年3月号)の誌面リニューアル以降、休刊した『COMIC ino.』の作家陣の一部が合流している〔バックナンバー 阿呍2009年3月号 、阿呍オフィシャルWEBサイト〕。 2011年6月号(15周年記念特大号)は「深崎暮人表紙イラスト小画集」、2013年6月号(17周年記念特大号)は「深崎暮人表紙イラスト小画集ver.2」、2014年6月号(18周年記念特大号)は「師走の翁イラストセレクション」、2015年6月号(19周年記念特大号)は「深崎暮人表紙イラスト小画集vol.3」が豪華特別付録として付属した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「COMIC阿吽」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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