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CR機(シーアールき)とはプリペイドカードに対応したパチンコ遊技機のこと。CRの意味は、1992年登場当時はCaRdの略という説や、Card Reserveの略とする説など、はっきりしなかった。その後、一部パチンコ攻略誌などが積極的に唱えたCard Readerの略という説が、現在では主流となっている。ただ、最近ではプリペイドカードよりICカードが主流となっている。 CR機とは上記のように玉貸しに関する区分なので、海物語シリーズに代表されるデジパチタイプの機種をCR機と呼ぶのは間違いであり、「CR機」に対するそれ以外の機種の名称は羽根モノ、普通機などではなく「現金機」である。事実、現金機のイメージが強い羽根モノタイプの機種でも、「CR - 」の接頭語を持つ機種も少なくない(2012年現在)。 == 概要 == パチンコホールにおける脱税対策として、全国共通のプリペイドカードによる売り上げ管理が有効とし、1990年に「当局の指導」という名目で導入を開始した。 CR機導入当初は、ホール内の販売機でプリペイドカードを購入後、パチンコ台横のカードリーダーに差し込んで遊技するシステムが主流であったが、残高が無くなるとカードを再購入するためにその都度席を離れなければならない、販売機の前で行列ができることがある、といった不便さから、現在ではこのシステムを採用しているホールは大都市ではまずなくなり、地方都市を中心にごく少数となった。 現在、殆どのホールでは、事前にプリペイドカードを購入するのではなく、紙幣(一部に硬貨も受け付けるものもあり)をそのままパチンコ台横の挿入口に差し込めば遊技できるシステムになっている。同様の理由でCRユニットとは別に玉貸機を設置し、そこから玉を貸し出す形にしているところもある。また、二千円以上の高額紙幣に対応した挿入口を備えたホールも増えつつある。そのようなCRユニットでは、高額紙幣を投入して残高がある場合は、残高が記録されたICカード(ホールによりICコインやICスティック)が出てくるようになっている。 CR機導入の際には、コスト増や変造カード対策への懸念から、パチンコ台メーカー、ホールともに反対意見が相次いだが、パチンコ台の大当りにおける確率変動(確変)機能の付加を許可することを条件に、CR機導入を促した経緯がある(現金機では小当たりの確変→時短のみ)。ただ、上記のように、現金を台横の挿入口に差し込んでいるホールが主流となっている現状では、その差別化はあまり意味を為さないものとなっている。 CR機には、本体に直接読取装置が付いている物と、外部の読み取り機を接続する物がある。また、内規により型名の接頭辞を「CR」とするようになっている(「CR新海物語」など)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CR機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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