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CR牙狼(シーアールがろ)は、サンセイアールアンドディが2008年11月に発売したデジパチ・羽根モノ混合タイプのパチンコ機である。特撮テレビドラマ「牙狼〈GARO〉」のタイアップ機である。 なお本稿では、一連の「牙狼〈GARO〉」タイアップ機についても記述する。 == 概要 == 本機は、デジパチと羽根モノの機能を併せ持つパチンコ機(いわゆる役物連チャン機)である。このジャンルに属する機種としては過去にも「CRアラジンデスティニー」(サミー)など複数の機種があったが、それらの機種が「限られた時間(デジタル5〜10回転)内にVゾーンに遊技球を入れる」ことにより連チャンを実現させていたのに対し、本機では羽根が作動する時間が長く(デジタル99回転)役物の構造も単純であるため、特段の技術介入をせずとも容易にVゾーンに遊技球を入れることが可能である。 ゲーム性としては、デジタルで大当たりを引いた場合に50%の割合で「魔戒チャンス」と呼ばれる時短に突入する。「魔戒チャンス」中は右打ちを行うことで羽根に遊技球を拾わせ、遊技球がVゾーンに入賞すると大当たりとなる。一度「魔戒チャンス」に突入すると大当たり時に82%の割合で「魔戒チャンス」が継続するほか、羽根によるVゾーン入賞での大当たりのため、オーソドックスな1回ループの確率変動を搭載したデジパチタイプの機種と比べても大当たりを引くまでの時間が短いことから、出玉の増加速度が非常に速いのが特徴である。 その一方で、連荘に突入する実質的な確率が約1/800(低確率時におけるデジタルでの大当り確率が約1/400の上、魔戒チャンス突入はその1/2となるため)と非常に低いため、大ハマリに陥ることも珍しくない。 メーカー・タイアップ作品ともにメジャーではない本機であったが、この高い出玉性能が評判を呼びメーカーも数度にわたる追加販売を行うほどの大ヒットとなった。また、発売から1年以上が経過してもなお解説本が出るほど根強い人気があった。ただ一方で、今後同様の機種が出る可能性に危機感を強めた警察の動きに呼応するかのように、パチンコメーカーの業界団体・日本遊技機工業組合では2009年4月より自主規制を強化、本機のような「混合機」の場合、時短中の大当たり時の時短継続率を2/3以下とすることとなった〔日工組 内規また改定へ - ネタは手補給・手回収 2009年2月17日。但し、閲覧するには有料会員になる必要がある。〕。このため、しばらくは同様のシステムを採用した機種が発売できなかったが、2012年4月に自主規制が緩和され、出玉期待値が6400発以内であれば同様のシステムを採用できるようになった〔その第1弾が京楽産業の「CRぱちんこAKB48」である。〕。なお、本機は出玉期待値が8000発を超えるため再現できない。 なお、本機ではドラマの実写映像は使用されておらず、鋼牙の変身シーンなども含めて全て実写映像に似せたCGまたはアニメーションである。 本機が大ヒットしたことで、以降シリーズ化され、「牙狼〈GARO〉」ないしその関連作品をモチーフにした多数の機種が登場している。ただ、日本遊技機工業組合による申し合わせにより2015年11月以降に発売する機種に対しては低確率時の大当り確率の下限が1/320とされたため、本機のようないわゆる「MAXタイプ」と呼ばれる低確率時の大当り確率が1/400近い機種は今後暫く発売されることがなくなった(本シリーズにおける、いわゆる「MAXタイプ」は2015年10月発売の「CR牙狼 魔戒ノ花」が事実上最後である)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CR牙狼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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