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C型小惑星 : ウィキペディア日本語版
C型小惑星[ - がたしょうわくせい]

C型小惑星( - がたしょうわくせい)は、炭素系の物質を主成分とする小惑星であり、既知の小惑星の約75パーセントがC型小惑星である。「C」は英語で炭素質を意味する形容詞「Carbonaceous」に由来する。C型小惑星は主に太陽から2.7天文単位(約4億キロメートル)以上離れた軌道を周回している。
アルベドが0.03前後という非常に暗い外観をしており、炭素の含有量が高い炭素質コンドライト隕石と類似した特徴を有している。太陽とほとんど同じ化学組成を持っているが、C型小惑星には水素ヘリウム、その他の揮発性物質は含まれていない。スペクトルは他のタイプの小惑星よりも青い色が多く含まれている。赤みを帯びた波長の長いスペクトルと、紫がかった波長の短いスペクトルもそれぞれ0.4マイクロメートルほど含まれているが、それ以外のスペクトルはほとんど存在しない。
C型小惑星は、さらに以下のように細かく分類される。
* B型小惑星
* F型小惑星
* G型小惑星
== 代表的なC型小惑星 ==

* ケレス - 小惑星として初めて発見された天体であり、小惑星帯に位置する天体としては最も大きい。C型の中ではG型小惑星に分類される。
* マティルド - 探査機(NEAR)による探査が行われた初のC型小惑星
* リュウグウ - 日本の探査機はやぶさ2による探査が予定されているC型小惑星

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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