翻訳と辞書
Words near each other
・ DEPARTURES (Lastierのアルバム)
・ DEPORTATION〜but, never too late〜
・ DESIRE (LUNA SEAの曲)
・ DESIRE (ゲーム)
・ DESIRE (加藤ミリヤの曲)
・ DESIRE -情熱-
・ DESTINATION (中森明菜のアルバム)
・ DESTINY (MY LITTLE LOVERの曲)
・ DESTINY (ねごとの曲)
・ DESTINY (探査機)
DES暗号
・ DETONATORオーガン
・ DEVIL BLESS YOU! 〜聖飢魔II FINAL WORKS〜
・ DEVIL BLESS YOU! ~聖飢魔II FINAL WORKS~
・ DEVIL SOLDIER 〜戦慄の奇蹟〜
・ DEVOTION (KATSUMIのアルバム)
・ DEVOTION (奥井雅美のアルバム)
・ DEW (曖昧さ回避)
・ DEWライン
・ DEXTER 警察官は殺人鬼


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

DES暗号 : ウィキペディア日本語版
Data Encryption Standard[です]

(データ暗号化標準)、略してDES(デス、ディーイーエス)は、アメリカ合衆国の旧国家暗号規格、もしくはその規格で規格化されている共通鍵暗号である。ブロック暗号の一種であり、1976年国立標準局 (NBS) がアメリカ合衆国の公式連邦情報処理標準 (FIPS) として採用し、その後国際的に広く使われた。56ビットの鍵を使った共通鍵暗号を基盤としている。そのアルゴリズムは、機密設計要素、比較的短い鍵長、アメリカ国家安全保障局 (NSA) がバックドアを設けたのではないかという疑いなどで、当初物議をかもしていた。結果としてDESは、現代のブロック暗号とその暗号解読の理解に基づいて学究的に徹底した精査を受けた。
DESは今では多くの用途において安全ではないと見なされている。これは主に56ビットという鍵長が短すぎることに起因する。1999年1月、distributed.net電子フロンティア財団は共同で、22時間15分でDESの鍵を破ったことを公表した。この暗号の理論上の弱さを示した解析結果もあるが、そのような弱さを実際に利用することが可能というわけではない。アルゴリズム自体は実用上安全であるとされ、トリプルDESという形で使われているが、理論的攻撃方法は存在する。近年、 (AES)に取って代わられた。
なお、標準としてのDESとアルゴリズムを区別することがあり、アルゴリズムを (DEA)と称することがある。
==DESが制定されるまでの経緯==
DESの起源は1970年代初めに遡る。1972年、アメリカ政府はコンピュータセキュリティが重要であるという研究結果を得た。そこでNBS(National Bureau of Standard。合衆国標準局。現在のNIST(アメリカ国立標準技術研究所))が、政府全体で機密情報を暗号化するための標準規格が必要だと判断した。それに応じて1973年5月15日、NSAと相談の上、NBSが厳しい設計基準を満たした暗号を公募した。しかし応募のいずれも条件を満たしていなかったため、1974年8月27日に2回目の公募を行った。今回はIBMの応募した案が条件を満たしていると思われた。それは、以前からあったアルゴリズムに基づき1973年から1974年に開発されたホルスト・ファイステルLucifer暗号だった。IBMでこの暗号の設計と解析を行ったチームにはファイステルの他に、ウォルト・タックマン (Walt Tuchman)、ドン・コッパースミス (Don Coppersmith)、アラン・コンハイム (Alan Konheim)、カール・メイヤー (Carl Meyer)、マイク・マーチャーシュ (Mike Matyas)、ロイ・アドラー (Roy Adler)、エドナ。グロスマン (Edna Grossman)、ビル・ノッツ (Bill Notz)、リン・スミス (Lynn Smith)、ブライアント・タッカーマン (Bryant Tuckerman) らがいた。
Lucifer・DESはホルスト・ファイステルらの考えたFeistel構造と呼ばれる構造をなしている。この事は後の共通鍵暗号研究に多大な影響を与え、後に提案された多くの共通鍵暗号方式がFeistel構造に基づいて設計された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Data Encryption Standard」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Data Encryption Standard 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.