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DNSブラックリスト : ウィキペディア日本語版
DNSBLとは、インターネット上で(一部の人々が)防ぎたいIPアドレスの一覧をソフトウェアが扱いやすい形式で公表したもの。DNSブラックリストとも。Domain Name System (DNS) 上に構築された技術であり、DNSBLは主にスパムに関係するアドレスの一覧を公表するのに使われている。たいていのメール転送エージェント(メールサーバ)は、この一覧上にあるサイトから送られてきた電子メールを拒否したりフラグを付けたりするよう設定することができる。DNSBLは特定の一覧やポリシーの名称ではなく、そのような一覧の総称である。MAPS RBL や SPEWS といった特定の一覧に関しては、運営方針をめぐって多くの議論がなされてきた。== 用語 ==以下はそれぞれ相互に密接に関連した用語である。; RBL (Real-time Blackhole List): この種の技術を使った最初のシステムの名称。プロプライエタリな MAPS DNSBL と "RBL" は登録商標である。一部のメールソフトでは設定パラメータ名を "RBLs" あるいは "RBL domains" としているが、MAPS RBL だけでなく任意の DNSBL を指定可能である。; DNSBL (DNS Blacklist):ブラックリスト (Blacklist) という言葉の使用は若干語弊があると考える人もいる(ジョセフ・マッカーシーを思い起こさせるため) 。そこで DNSBL を "DNS blocklist" の略ということにしようと言う人もいる(ただし、DNSBL が常にブロックに直接使われるわけではない)。また、RBL からの連想で "DNS blackhole list" を提案する人もいるが、DNSBL によってブラックホールが生成されるわけではない。当たり障りのない用語として "DNS-Based List" も提案されている。; DNSWL (DNS Whitelist): その一覧を作った人々が、もっと好意的に扱ってほしいと考えているIPアドレスの一覧。; RHSBL (Right Hand Side Blacklist): DNSBL に似ているが、IPアドレスではなくドメイン名の一覧である。名称の "right-hand side" とはメールアドレスの ''@'' 記号の右側を意味し、その部分をRHSBLで参照する。; URIBL (Uniform Resource Identifier Blacklist): メールの本文で言及されているウェブサイトのURIの中に出現するドメイン名とIPアドレスの一覧である。RHSBLがメールアドレスで使われているドメイン名の一覧であるのとは対照的である 。
DNSBLとは、インターネット上で(一部の人々が)防ぎたいIPアドレスの一覧をソフトウェアが扱いやすい形式で公表したもの。DNSブラックリストとも。Domain Name System (DNS) 上に構築された技術であり、DNSBLは主にスパムに関係するアドレスの一覧を公表するのに使われている。たいていのメール転送エージェント(メールサーバ)は、この一覧上にあるサイトから送られてきた電子メールを拒否したりフラグを付けたりするよう設定することができる。
DNSBLは特定の一覧やポリシーの名称ではなく、そのような一覧の総称である。MAPS RBL や SPEWS といった特定の一覧に関しては、運営方針をめぐって多くの議論がなされてきた。
== 用語 ==
以下はそれぞれ相互に密接に関連した用語である。
; RBL (Real-time Blackhole List)
: この種の技術を使った最初のシステムの名称。プロプライエタリな MAPS DNSBL と "RBL" は登録商標である。一部のメールソフトでは設定パラメータ名を "RBLs" あるいは "RBL domains" としているが、MAPS RBL だけでなく任意の DNSBL を指定可能である。
; DNSBL (DNS Blacklist)
:ブラックリスト (Blacklist) という言葉の使用は若干語弊があると考える人もいる(ジョセフ・マッカーシーを思い起こさせるため)〔 〕。そこで DNSBL を "DNS blocklist" の略ということにしようと言う人もいる(ただし、DNSBL が常にブロックに直接使われるわけではない)。また、RBL からの連想で "DNS blackhole list" を提案する人もいるが、DNSBL によってブラックホールが生成されるわけではない。当たり障りのない用語として "DNS-Based List" も提案されている。
; DNSWL (DNS Whitelist)
: その一覧を作った人々が、もっと好意的に扱ってほしいと考えているIPアドレスの一覧。
; RHSBL (Right Hand Side Blacklist)
: DNSBL に似ているが、IPアドレスではなくドメイン名の一覧である。名称の "right-hand side" とはメールアドレスの ''@'' 記号の右側を意味し、その部分をRHSBLで参照する。
; URIBL (Uniform Resource Identifier Blacklist)
: メールの本文で言及されているウェブサイトのURIの中に出現するドメイン名とIPアドレスの一覧である。RHSBLがメールアドレスで使われているドメイン名の一覧であるのとは対照的である〔 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「DNSBLとは、インターネット上で(一部の人々が)防ぎたいIPアドレスの一覧をソフトウェアが扱いやすい形式で公表したもの。DNSブラックリストとも。Domain Name System (DNS) 上に構築された技術であり、DNSBLは主にスパムに関係するアドレスの一覧を公表するのに使われている。たいていのメール転送エージェント(メールサーバ)は、この一覧上にあるサイトから送られてきた電子メールを拒否したりフラグを付けたりするよう設定することができる。DNSBLは特定の一覧やポリシーの名称ではなく、そのような一覧の総称である。MAPS RBL や SPEWS といった特定の一覧に関しては、運営方針をめぐって多くの議論がなされてきた。== 用語 ==以下はそれぞれ相互に密接に関連した用語である。; RBL (Real-time Blackhole List): この種の技術を使った最初のシステムの名称。プロプライエタリな MAPS DNSBL と "RBL" は登録商標である。一部のメールソフトでは設定パラメータ名を "RBLs" あるいは "RBL domains" としているが、MAPS RBL だけでなく任意の DNSBL を指定可能である。; DNSBL (DNS Blacklist):ブラックリスト (Blacklist) という言葉の使用は若干語弊があると考える人もいる(ジョセフ・マッカーシーを思い起こさせるため) 。そこで DNSBL を "DNS blocklist" の略ということにしようと言う人もいる(ただし、DNSBL が常にブロックに直接使われるわけではない)。また、RBL からの連想で "DNS blackhole list" を提案する人もいるが、DNSBL によってブラックホールが生成されるわけではない。当たり障りのない用語として "DNS-Based List" も提案されている。; DNSWL (DNS Whitelist): その一覧を作った人々が、もっと好意的に扱ってほしいと考えているIPアドレスの一覧。; RHSBL (Right Hand Side Blacklist): DNSBL に似ているが、IPアドレスではなくドメイン名の一覧である。名称の "right-hand side" とはメールアドレスの ''@'' 記号の右側を意味し、その部分をRHSBLで参照する。; URIBL (Uniform Resource Identifier Blacklist): メールの本文で言及されているウェブサイトのURIの中に出現するドメイン名とIPアドレスの一覧である。RHSBLがメールアドレスで使われているドメイン名の一覧であるのとは対照的である 。」の詳細全文を読む



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