|
トランペットは、金管楽器の一種である。略称は「Tp」「Trp」など。語源は貝殻の一種を意味するギリシア語のstrombosであるとされる〔下中直也(編)『音楽大事典』全6巻、平凡社、1981年〕。 管は全体としては円錐形だが、全長の1/4から1/3ほどは円筒形であり、長円状に巻かれている。その中ほどに3つ(稀に4つ)のピストンまたはロータリー式のバルブを備え、バルブによって管長を変えて音高を変化させる〔〔YAMAHA楽器解体全書PLUS 〕。 様々な調性のものが存在するが、最も一般的なのは変ロ調(B♭管)とハ調(C管)で、ハ調を除き移調楽器である。 == トランペットの種類 == === 管長による分類 === トランペットはこれまでにほとんどの調子の楽器が製作されてきたが、A管やC管、D管等はオーケストラでよく用いられ、吹奏楽ではB♭管が標準となっている。それよりも短い楽器はショートトランペットと呼ぶことが多いが、第1バルブからベルまでをB♭管に合わせたものはロングモデルとも呼ぶ。 短い方からのC管、B♭管、A管については、ピッコロトランペットと呼ぶが、大抵はオプションパーツの組み合わせで調子が変えられるようになっている。なお、管長が半分なので基音は通常の楽器よりも高いのであるが、高次倍音は出しにくくなるため演奏できる音域が狭くなるので、第4バルブを備えて補うモデルもある。 標準のB♭管の長さのものを二重巻きにして、サイズを小さくしたものをポケットトランペットと呼ぶ。コンパクトで携帯に便利だが、吹奏に多少の抵抗感がある。 長いものは、アルトトランペット(管長2 m前後)やバストランペット(管長3 m)と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トランペット」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Trumpet 」があります。 スポンサード リンク
|