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FCインテル : ウィキペディア日本語版
インテルナツィオナーレ・ミラノ

インテルナツィオナーレ・ミラノFootball Club Internazionale Milano)は、イタリアミラノをホームタウンとする、イタリアプロサッカーリーグ(セリエA)に加盟するプロサッカークラブ。
略称は『インテル』『インテル・ミラノ』『インター・ミラン』である。1929-1930年に発足したセリエAとして知られるイタリアサッカーのトップディビジョンの歴史上降格経験のない唯一のクラブである〔ユヴェントスが2005-2006シーズン後に不祥事によりセリエBに降格したため。〕。
== 概要 ==

1908年創設。ホームスタジアムスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ。愛称はクラブカラーに由来するネラッズーロイタリア語で「黒 (nero) と青 (azzurro)」〔複数形はネラッズーリ(nerazzurri)〕)。サポーターはインテリスタと呼ばれる。
これまでにリーグを18回、コッパ・イタリアを7回、スーペルコッパ・イタリアーナを5回制し、計30の国内タイトルを獲得している。2006-2010にはリーグを5連覇し、リーグ記録に並んだ。UEFAチャンピオンズリーグでこれまでに3回優勝している(1964年、1965年の2連覇と2010年)。これは地元のライバルACミランに次いでイタリアで2番目の記録である。2010年にはイタリアのクラブとして史上初の3冠(コッパ・イタリア、スクデット、ビッグイヤー)を達成した。また、UEFAカップを3回、インターコンチネンタルカップ2回、FIFAクラブワールドカップを1回制している。
2012年9月のDemos & Pi社の調査によると、インテルはイタリアで3番目(14.5%)に人気のクラブである。2010年9月のドイツSport + Markt社の調査によると、欧州では8番目にファンが多いクラブ(1750万人)である。
同じ都市・同じスタジアムを本拠地とするACミランとは永遠のライバル関係にある。ACミランが労働者階級から支持を集めているのに対し、インテル・ミラノは富裕層を中心に支持を集めているとされていたが、現在では階級差は特になく、お互いにミラノの一般市民の広い層から支持を集めている。
ユヴェントスFCとの対戦はイタリアダービー〔イタリアダービーは「一度も降格経験がない2チームだから」というのは俗説で本当は、インテルが1965-1966シーズンに10回目のスクデットを獲得してラ・ステッラを付けられる2番目のチームになったときにイタリアの有名なジャーナリストのジャンニ・ブレラが「この常に優勝争いをしている2チームの対戦がイタリアのナショナルダービー」と言ったことから名付けられた。この当時はACミランとボローニャFCも降格経験がなく、ACミランは1979-1980シーズン、ボローニャFCは1981-1982シーズンに初の降格を経験している。〕、ACミランとの対戦はミラノダービーと呼ばれ、国内外の関心を集めるビッグマッチとなっている。
2014年1月、世界最大の会計事務所である『デロイト』が公表したデロイト・フットボール・マネー・リーグによると、2012-13シーズンのクラブ収入は1億6880万ユーロであり、世界のサッカークラブの中では15位、イタリアではユヴェントス、ACミランに次ぐ3位である〔Deloitte Football Money League 2014 (2014年1月に国際監査法人『デロイト』が公表した2012-2013シーズンの欧州サッカーのクラブ収入ランキング)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Inter Milan 」があります。



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