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FCシオン[えふしーしおん]
フットボール・クラブ・シオン (Football Club Sion) は、スイス南部、ヴァレー州の州都シオンを本拠地とするサッカークラブチーム。 == 歴史 == 2008年にはアル・アハリからエッサム・アルハダリを獲得した際にトラブルを起こし、国際サッカー連盟(FIFA)より2度の移籍市場における選手の獲得禁止を言い渡された〔「スイスを覆う黒い影」 footballista、ソルメディア、2012年2月8日号、26頁〕。しかし、禁止期間中の2011年夏、FCシオンは獲得禁止期間が既に終了していると解釈して6選手を獲得し、リーグ戦やUEFAヨーロッパリーグの試合で起用した。2011-12シーズンのUEFAヨーロッパリーグ本選出場プレーオフではスコットランドのセルティックFCと対戦し、2試合合計3-1で勝利してグループリーグ進出を決めた。グループリーグの組み合わせ抽選ではスペインのアトレティコ・マドリード、イタリアのウディネーゼ・カルチョ、フランスのスタッド・レンヌと同組となったが、本選出場プレーオフで出場資格のない選手を起用していたことをセルティックFCに指摘され、9月2日、UEFA規律委員会によって2試合ともFCシオンの0-3の敗北となる決定を下された。FIFAはスイスサッカー連盟に対してFCシオンへの処分を行うよう通告し〔、同年7月には処分への抗議の意味を込めてリーグ戦の1試合をボイコットする可能性もあった〔。セルティックFCのグループリーグ参戦を認めたうえでFCシオンもグループリーグに復帰するという可能性も探られたが、12月15日にスポーツ仲裁裁判所(CAS)によって示された裁定によってFCシオンのグループリーグ復帰の可能性はなくなり、2012年2月10日にはスイスのボー州民事裁判所でもUEFAの主張を認める裁定が下された。2011年12月30日、出場資格を有さない選手を出場させた試合数(12試合)分に相当する勝ち点36がスイスサッカー協会によって剥奪され、一時的に勝ち点がマイナス5まで落ち込んだ。なお、本来であれば、勝ち点53の3位でシーズンを終える予定であったが、勝ち点が剥奪された影響で、最終的に勝ち点が17に落ち込み、最下位〔FCシオンの最終順位は9位。厳密にはヌーシャテル・ザマックスが財政保証の書類に虚偽の疑いがあったため、リーグ登録ライセンス剥奪のため、ヌーシャテル・ザマックスが強制的に最下位ならびに4部リーグ降格。〕でシーズンを終えたため、昇格・降格プレーオフに回ることになった(最終的には残留)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「FCシオン」の詳細全文を読む
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