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有限要素法[ゆうげんようそほう]
有限要素法(ゆうげんようそほう、、FEM)は数値解析手法の一つ。解析的に解くことが難しい微分方程式の近似解を数値的に得る方法の一つである。方程式が定義された領域を小領域(要素)に分割し、各小領域における方程式を比較的単純で共通な補間関数で近似する。構造力学分野で発達し、他の分野でも広く使われている手法。その背景となる理論は、関数解析と結びついて、数学的に整然としている〔たとえば、有限要素法によって構成される近似解が属する集合は、元の偏微分方程式の解が属する関数空間の有限次元部分空間となるように構成されることが多い。〕。 == 特徴 ==
*各小領域内を一次関数で補間(近似空間が元の解空間の部分空間になる場合はある種の射影を求めることになる)した場合、全領域では適切なノルムに対して最良近似であることが示される〔補間方法の理論的背景として、(重みつき残差法の一種)や(最小ポテンシャル原理)を適用して解を求めるが、両方式は最終的に同じ弱形式に帰着される。〕。 *線形問題・非線形問題・動的解析など、さまざまな問題に対応できる。これは、近似方程式の作り方や領域形状について、自由度が高いことに起因する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「有限要素法」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Finite element method 」があります。
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