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繊維強化プラスチック(せんいきょうかプラスチック、)は、ガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料のこと。 単に FRP と書いて、ガラス繊維強化プラスチックを指すことも多いが、ガラス繊維であることを明示したい場合は GFRP または GRP () と書かれる。 == 概要 == プラスチックは軽量ではあるが、弾性率が低く構造用材料としては適していない。そこで、ガラス繊維のように弾性率の高い材料との複合材料として、軽量で強度の高い、つまり比強度の大きな材料として用いられる。強化材はガラス繊維の他、炭素繊維を用いる場合もある (CFRP)。強度の高い樹脂繊維、ケブラー、ダイニーマなどで強化する場合もある (AFRP, KFRP, DFRP)。可塑性材と非可塑性材の利点を組み合わせて実用材として用いる点において鉄筋コンクリートと同等である。 こうした複合材料において、強化される側の部材を母材(マトリックス)と呼ぶ。繊維強化プラスチックの場合はプラスチック、繊維強化金属の場合は金属、鉄筋コンクリートの場合はコンクリートがそれぞれマトリックスとなる。 安価・軽量で耐久性がよいことから、小型船舶の船体や、自動車・鉄道車両の内外装、ユニットバスや浄化槽などの住宅設備機器で大きな地位を占めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「繊維強化プラスチック」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fibre-reinforced plastic 」があります。 スポンサード リンク
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