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FXフォーマット : ウィキペディア日本語版
35mmフルサイズ[35えむえむふるさいず]
35mmフルサイズは、デジタルカメラ固体撮像素子のサイズ規格のひとつの通称である。サイズが135フィルム(35mmフィルム)を使用するカメラで広く用いられる24 mm×36 mmの画面サイズに近いことから、135フィルムサイズ撮像素子の開発でかつて有利であった一部のメーカーが通称として呼んだものである。なお、35mmフルサイズはフルサイズと略されることがある。よりサイズの大きい撮像素子を使用する中判デジタルカメラもあり、何に対してフルサイズなのか曖昧な表現ではあるが、一般的に用いられている。英語圏でも同様にfull-frameと略されることがある。
35mmフィルムがかつてライカに採用され全世界に広まったことから、このサイズの画面フォーマット(縦3.6 cm×横2.4 cm)をライカ判と呼ぶことがある。また、ニコンではFXフォーマットという名称を使用している。
== 撮像素子のサイズ ==
このサイズの撮像素子と適合するレンズなどのカメラシステムを構築・製造するには莫大なコストがかかるため、プロフェッショナル及びハイアマチュア向け一眼レフに採用されるにとどまっている。普及価格帯の一眼レフカメラでは、より小さい撮像素子を搭載する規格であるAPS-Cサイズが主流で、これは面積比でフルサイズの40 %前後となる。デジタルレンジファインダー・カメラでは、R-D1ではAPS-Cサイズが採用され、フルサイズのデジタルレンジファインダー・カメラは、2009年秋登場のM9が初となった。ちなみにM8とM8.2はAPS-H。コンパクトカメラに至っては対角線長で12 mm未満という極めて小さな撮像素子が使われており、これは対角線長43 mmの35 mmフルサイズの面積比の5 %程度である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「35mmフルサイズ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Full-frame digital SLR 」があります。



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