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G1.9+0.3超新星残骸 : ウィキペディア日本語版
G1.9+0.3超新星残骸[じー1903ちょうしんせいざんがい]

G1.9+0.3超新星残骸は、銀河系いて座の方角にある既知の最も若い超新星残骸である。アメリカ航空宇宙局(NASA)のチャンドラ及び超大型干渉電波望遠鏡群による観測データから、約25000年前に爆発し、地球には2008年時点で140年前からシグナルが届き始めたと信じられている。この発見の前まで、銀河系で最も若い既知の超新星残骸は、約330年前のカシオペヤ座Aであった。半径は、1.3光年を超えている。
== 発見 ==
G1.9+0.3残骸は、超大型干渉電波望遠鏡群での観測によって、1984年に超新星残骸であると初めて同定された。角直径が非常に小さかったため、1000歳以下の非常に若いものであると考えられた。2007年、チャンドラによるX線観測で、当初の超大型干渉電波望遠鏡群による観測の時よりも約15%大きくなっていることが明らかとなった。2008年の超大型干渉電波望遠鏡群による観測で、G1.9+0.3残骸が拡大しつつあることが確かめられ、この天体は150歳以下であることが示唆された。
G1.9+0.3残骸の赤経は17時48分45.4秒、赤緯は-27°10′06″で、へびつかい座との境界に近いいて座内に位置する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「G1.9+0.3超新星残骸」の詳細全文を読む



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