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G20(ジートウェンティ)は、"Group of Twenty"の略で、主要国首脳会議 (G8) に参加する8か国、欧州連合 (EU)、新興経済国11か国の計20か国・地域からなるグループである。構成国・地域は、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、欧州連合、ロシア、中華人民共和国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチンである。20か国・地域首脳会合(G20首脳会合)および20か国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議(G20財務相・中央銀行総裁会議)を開催している。主要20か国・地域〔http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201004300011.html〕〔http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-13699520100203〕ともいい、NHKでは先進国会合であるG8と区別して先進国に新興国を加えた主要20か国〔http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141116/t10013242291000.html〕と表現している。 == 概要 == アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、欧州連合は、G7として定期的に財務大臣・中央銀行総裁会議を開催していたが、この先進7か国・1地域に主要国首脳会議(G8)参加国のロシアと新興経済国11か国(中華人民共和国・インド・ブラジル・メキシコ・南アフリカ・オーストラリア・韓国・インドネシア・サウジアラビア・トルコ・アルゼンチン)が加わり、1999年より20か国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議(G20 Finance Ministers and Central Bank Governors)を開催している。この会議には、国際通貨基金、世界銀行、国際エネルギー機関、欧州中央銀行など、関係する国際機関も参加している。世界金融危機の深刻化を受けて、2008年からは20か国・地域首脳会合(G20 Summit)も開催されている。正式名称は「金融・世界経済に関する首脳会合」(Summit on Financial Markets and the World Economy)であるが、金融サミットとも呼ばれる。議長は各国持ち回りで担当し、任期中は議長国が事務局機能を果たすため、恒久的な事務局や常勤職員などは存在しない〔"Chair", ''What is the G-20 '', HM Treasury, 2009.〕。 G20の20か国・地域(EU加盟国を含む)の国内総生産(GDP)を合計すると、世界のGDPの90%ほどを占め、貿易総額は世界の80%である。また加盟国の総人口は世界の3分の2ほどになる〔Michael Elliott, "The G-20 Summit: Can This Group Save the World Economy?", ''The G-20 Summit: Can This Group Save the World Economy? - TIME '', TIME, March 31, 2009.〕。欧州連合は団体としてG20に参加しており、欧州連合加盟国は、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアを除き個々の国としてG20には参加していない。ただ、スペインやオランダのように、G20に参加していない国が必要に応じて、会合に臨時出席する場合もある〔"General questions about the London Summit", ''The London Summit: Who will attend the London Summit? '', Foreign and Commonwealth Office, 2009.〕。 2009年米国で開催されたG20は「G20を国際経済協力の第一の協議体」とすることで合意した。2010年6月に開催された4回目となるG20サミットは、カナダのトロントでG8サミットに連続して開催され、その最大目的は、欧米諸国の財政・金融政策の健全化をどう達成するかであり、途上国の開発援助・地球温暖化の問題などが焦点となった。また、中国やインド、ブラジル、南アフリカ共和国などが国際経済で果たす役割が増す中で開かれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「G20」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 G-20 major economies 」があります。 スポンサード リンク
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