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GMC・エンボイ(''GMC Envoy'' )はかつてゼネラルモーターズ(GM)がGMCブランドで製造・販売していた中型/大型SUVである。 == 概要 == エンボイの車名は最初は1998年モデルイヤーにシボレー・ブレイザーのGMC版であるジミーの豪華版グレードとして登場し、2000年モデルイヤーまで販売された。「エンボイ」グレードはリモートトランクリリース、HIDヘッドランプ、ヒーター付きドアミラー及びフロントシート、ボーズ製オーディオシステムなど、通常のジミーにはない数多くの特別装備を備え、さらにオプションとしてパワーサンルーフ、ロッキングディファレンシャル、フロントパワーシートなども用意された。 1年の空白を経て2002年モデルイヤーに、エンボイは今度はジミーの後継車種として再び登場した。シボレー・ブレイザーの後継となったトレイルブレイザーと引き続き車台(GMT360系)を共有していたがスタイリングは異なったものが与えられた。また、エンボイをベースとしたモデルが米国いすゞでアセンダーとして販売された。エンボイはモーター・トレンド誌の2002年SUV・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。 エンジンは直列6気筒4.2LとV型8気筒5.3Lの2種類であった。V8はXLおよびデナリに搭載され、2005年から気筒休止機構が付けられた。直6 4.2Lエンジンは2002年から2005年までテン・ベスト・エンジンに選出された。 製造は標準ボディ車がオハイオ州モレーン工場、ロングボディのXLおよびXUVがオクラホマ州のオクラホマシティ組立工場で行われていた。2006年2月20日のオクラホマシティ工場の閉鎖により、2007年モデルイヤー以後は標準ボディのみのラインアップとなった。さらに2008年12月23日にはモレーン工場も閉鎖され、エンボイは2009年モデルイヤー限りで打ち切られた。代わって中型クロスオーバーSUVのGMC・テレインが登場した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GMC・エンボイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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