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GT書体 : ウィキペディア日本語版
GT書体[じーてぃーしょたい]

GT書体(ジーティーしょたい)とは、東京大学多国語処理研究会の「マルチメディア通信システムにおける多国語処理の研究プロジェクト」として行われている、漢字国字の蒐集活動によって纏められた大規模文字セットの書体である。
== 概説 ==
当文字セットを実装したGT書体はGT明朝とも呼ばれ、明朝体に類似の書体を以って纏められているが、画数を明確にするために日本で通常用いられる明朝体とは異なるデザインを採用している。

GT書体は「」〔TRONコード第2面2134番 〕と「」〔TRONコード第2面2132番 〕、「」〔TRONコード第2面4C70番 〕と「」〔TRONコード第2面4C6D番 〕のような、一般には書体の差異として見なされるようなものも別の文字として収録している。
GT書体はTRONコードに収録されており、利用できる。またTフォントという別デザインによる実装もある。
表向きには東京大学多国語処理研究会の下位プロジェクトとして「マルチメディア通信システムにおける多国語処理の研究プロジェクト」があるような表現をされることがあるが、これはもともと1995年に日本学術振興会産学共同研究支援事業として「人文系多国語テクスト・プロセシング・システムの構築に関する研究」が発足したことに始まる。GT書体の「GT」とは、この研究名のローマ字表記から頭文字をとったものである。翌1996年に日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業として「マルチメディア通信システムにおける多国語処理研究プロジェクト」が発足し、GTはこのプロジェクトへと移行することとなった。以後、GTと言えばこのプロジェクトを指すようになったため、頭文字としての意味は薄れている。5年計画で進められた本プロジェクトは2001年を以って満了し、更なる研究の継続推進を図る目的として東京大学多国語処理研究会が設置された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「GT書体」の詳細全文を読む



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