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GW近似[じー だぶるきんじ] GW近似(ジー・ダブルきんじ、)とは量子力学の近似法の一つで、電子のグリーン関数と遮蔽されたクーロンポテンシャルの積を電子の自己エネルギーとする近似方法。 GW近似の意味で自己無撞着なグリーン関数ではなく、LDAのグリーン関数が用いられる事が多い。 == 特徴 == GW近似ではKohn-Sham状態のような仮想状態ではない物理的な準粒子状態を近似計算するため、電子エネルギー損失スペクトルや光吸収スペクトルを密度汎関数法より正確に計算できる。 さらに実験結果との不一致を軽減するにはBethe-Salpeter方程式をもちいて電子-ホール対まで考慮すればよい。また、スペクトルの計算は時間依存密度汎関数法(TDDFT)でも可能である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「GW近似」の詳細全文を読む
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