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H1N1亜型 : ウィキペディア日本語版
H1N1亜型[えいちいちえぬいちあがた]

H1N1亜型(えいちいちえぬいちあがた ''Influenza A virus subtype H1N1'')はA型インフルエンザウイルスの亜型の一つである。H1N1A (H1N1)とも表記され、日本ではH1N1型ソ連型Aソ連型とも呼ばれる。
なおソ連型は、国立感染症研究所は2015年5月、「2009/10シーズン以降全く報告されていません」としている〔今冬のインフルエンザの発生動向 (2014/15シーズン) 今冬のインフルエンザの発生動向 (2014/15シーズン)p.8 国立感染症研究所 平成27年5月14日〕。
スペインかぜとしてパンデミック(世界的流行)を起こしたウイルスもこの亜型のである。ヒトに感染した場合の症状は比較的軽く、ブタの間でエンデミック(局地流行)を起こしたりもする。さまざまな種類の変異株が鳥類から発見された。
== 概要 ==
H1N1の変異株はスペインかぜと呼ばれるパンデミックを起こし、1918年から1919年の間に5000万人から1億人の死者を出した〔NAP Book 〕(詳細は後述)。また、ブタの間で伝染する株もある(ブタの伝染株については豚インフルエンザの項目も参照)。
2005年、H1N1のゲノムが科学雑誌サイエンスで発表されたが、このゲノム情報がバイオテロに使われる恐れがあるとして論争が起こった。同誌には
「1918年のスペインかぜを起こした株と現在の株を比較した場合、約4400のアミノ酸のうち、25個から30個程度しか変異していないことが判明した。この変異によってトリ由来のウイルスがトリからヒト、さらにヒトからヒトへと感染するようになった。」
とある〔New York Times 〕。
低病原性のH1N1は現在世界中に広く分布しており、2006年にヒトに感染したインフルエンザウイルスの約半数を占めている〔CDC 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「H1N1亜型」の詳細全文を読む



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