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HX-112船団は、第二次世界大戦中に北大西洋で運航された船団の一つ。ドイツ潜水艦の攻撃で6隻50,000トンの船を失ったが、攻撃したドイツ側も潜水艦2隻を失った。 == 経過 == HX-112船団は、1941年3月1日にハリファックスからリバプールへ向けて出航した。船団の船の多くは、イギリスへ燃料を運ぶタンカーであった。 護衛は、駆逐艦ウォーカー、ヴァノックと2隻のコルベットであった。さらに、ウェスタンアプローチに入った時点で駆逐艦2隻が加わった。 3月15日、船団はドイツの潜水艦U-110に発見された。U-110は、船団発見を報告し、追跡を開始した。それに4隻の潜水艦U-99、U-100、U-37、U-74も加わった。 15日から16日にかけての夜に攻撃が開始された。U-100はタンカーの雷撃に成功し、タンカーは炎上した。だが、そのタンカーは沈没せず港までたどり着いた。他の攻撃はすべて護衛艦艇に妨害された。 16日夜、ドイツの潜水艦は再び攻撃をかけた。U-99は船団内に入り込みタンカー4隻と貨物船2隻を沈めた。一方、護衛艦艇は浮上航行中のU-100を発見した。潜行したU-100に対し、ウォーカーが爆雷攻撃をおこなった。 浮上したU-100はヴァノックに体当たりされ沈没し、艦長ヨアヒム・シェプケを含む乗員の大半が死亡した。 逃走しようとしたU-99は駆逐艦と衝突しそうになり潜行した。U-99はウォーカーに探知され爆雷攻撃を受けた。大きな損害を受けたU-99は浮上し、艦長オットー・クレッチマー以下乗員の多くは捕虜となった。 この後は船団が攻撃を受けることはなく、3月20日にリバプールに到着した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「HX112船団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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