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JR九州200系気動車 : ウィキペディア日本語版
JR九州キハ200系気動車[きは200けいきどうしゃ]

キハ200系気動車(キハ200けいきどうしゃ)は、九州旅客鉄道(JR九州)の一般形気動車日本国有鉄道(国鉄)時代に製造され筑豊地区に集中配置された、キハ66形・キハ67形の後継的存在に当たる。
1991年平成3年)に開発され、JR九州の地方路線用大型気動車として現在まで増備されている。
== 製造・配置 ==
まず片運転台で2両編成のキハ200形0番台・1000番台が、1991年(平成3年)に直方気動車区(現・筑豊篠栗鉄道事業部)に配置され、筑豊本線篠栗線快速列車に投入された。この際、車体色に因んで「赤い快速」の列車愛称が命名された。その後、1992年(平成4年)7月15日改正で指宿枕崎線の快速「なのはな」用として同番台が投入され、1994年(平成6年)3月1日改正では大村線経由で佐世保 - 長崎間を運行する快速「シーサイドライナー」にも投入された。
1997年(平成9年)には、豊肥本線熊本近郊の輸送改善を目的に増備が再開された。この際従来の0番台・1000番台に代わりワンマン運転対応の100番台・1100番台、および両運転台のキハ220形1100番台が登場し、一部は三角線鹿児島本線普通列車でも使用された。また、同年夏にはキハ200形のトイレなし・ロングシート仕様である500番台・1500番台およびキハ220形1500番台が香椎線に投入された。
1999年(平成11年)10月に豊肥本線熊本 - 肥後大津電化にともない、豊肥本線熊本口で運用されていた車両は、阿蘇地方や香椎線、筑豊・篠栗線に転用された。ただし、豊肥本線の電化区間と非電化区間との直通列車には引き続きキハ200形が運用されている列車がある。
2001年(平成13年)に篠栗線・筑豊本線福北ゆたか線)電化により筑豊地区配属車は長崎、鹿児島、大分などに転属し、大村線や豊肥本線・久大本線のローカル運用に使用されるようになった。その後、2003年(平成15年)3月に香椎線からキハ200系は全面撤退し、大分地区や指宿枕崎線へ転用された。
また、鹿児島地区では2004年(平成16年)の九州新幹線開業にあわせ、キハ220-1102の車両中間部に展望スペースを設けた指定席車両を連結した特別快速「なのはなDX」に改造、リニューアルされた車両が登場した。
2006年(平成18年)には、転換クロスシートとロングシートを折衷し、車体をマイナーチェンジしたキハ220形200番台が増備され、同年7月29日から大分地区で運行を開始した。
2014年(平成26年)には、キハ200形、キハ220形1100・1500番台で、従来のLED式運賃表示板から、キハ220形200番台に類似した液晶表示板に変更されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「JR九州キハ200系気動車」の詳細全文を読む



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